<甲斐性 について>

全3回の連載形式で、チャイパブについての思いなんかを雑記として公開してみたいと思う。
別に訪問記のネタが切れたとか、そういうわけではないのだが。。。

まずは1回目、「男の甲斐性について」



某日、常連さんが主体の池袋某店にて。

その日は客が溢れ返り、全然小妹が足りない状況。
私のような単身客に小妹がついてくれるのは絶望的・・・である。
横を見ると二人組の紳士。話を聞けばこの店の常連との事。こちらにも小妹は来ない。

まぁなんというか、この地域は他の場所に比べ、常連率が高いと思う。
またこの地域のK察による資格外就労摘発の厳しさは日本一だろう。
よって、就労制限のない小妹のみ⇒小妹の高年齢化⇒若さより中身で勝負⇒その中身を気に入る客が常連化、という状況になるのではなかろうか。

この紳士の片方はもう片方の紳士から「社長」と呼ばれていたので、それなりの職位(=金持ち?=太客)なのだろう。
この方が言っていた一言が、印象に残る。


「言ってしまえば、こういう店で遊ぶのは男の甲斐性なんだよ。」


昔、SAYURIって映画を見た時だったかな。
金と地位のある男は「旦那」と呼ばれ、そっちの世界(花柳界?)の女性の身請けをしたりしていた。

江戸時代や戦前までは、そういう風潮もあったのだろう。

戦後になって売防法でいわゆる娼妓が表向きいなくなった。
そして男女均等が声高に叫ばれるようになり、またバブルの崩壊や法令の変化で黒社会の人々が容易に稼げなくなった現在、日本で「旦那」になる事はよほどの「甲斐性」がなければ成り立たないだろう。
(シンセンの羅湖あたりに行くと、香港の「旦那」たちが愛人を養っていたりするみたいですけど、今もあるのかな?)

さすがに「旦那」の域に達しない人でも、太客ならば店にも気に入られるし、太客を持っている小妹は鼻高々だろう。

そこまで行かなくても、料金交渉することもなく、お触りするでもなく、ドリンク要求を気持ちよく受けてくれる客は、いい客なのだろう。

そう考えたら、私はかなりダメな客。
「甲斐性」なし、なのかもしれない。

でも『コスパ同盟』の共同盟主として、甲斐性よりもコスパ重視で頑張ります(笑)
(もちろん、たまには豪遊しますが。。。)


次回は、来週月曜に更新します。