コースアウトで迷子。
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私の箱の時間

エントランスのドアが開く音がする度に、次にインターホンが鳴るんじゃないかって期待してしまう。


でも足音は上階へと消えていく。





壁1枚挟んだ隣の部屋では別の人の世界で同じだけの時間が流れてるんだろう。


交わる事がない。

普通の事だけど不思議な世の中だ。

あたまのなかだけ。

今私が欲しいのは、

『頑張れ』
って励ましの言葉や、
『頑張ってるね』
っていう認めの言葉じゃなくて、

『頑張ったね』
っていう終わりの言葉。



もぅいいよ。ってリングにタオル投げ入れて、抱き寄せてくれる人。


崩れ落ちるよ。

クサレ縁

誰かが私に手を伸ばす。

私を引きよせる。


その思いが歪んでいようが、間違っていようが、例え嘘であろうが、その紛れもなく伝わる体温に安心してしまう。


だから私は抜けられない。
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