子どもの消化と吸収
1歳児で便秘のお子様でお悩みのお母様がいらっしゃり寝起きは機嫌が悪くヨーグルトとヤクルトしか食べてないとのこと。私も小さい頃から便秘があり浣腸などした経験があり毎日の排便がない小児は30~40%に達するといわれています。今回は子どもの消化と吸収についての話になります。▪️子どもの腸って?胎児は妊娠中、ヘソの緒を通して栄養・吸収がされます。出生後は大人に比べて腸の発達が未熟なため膵胆汁分泌を促す栄養素の吸収が重要となります。その最初の栄養素は母乳と言われビフィズス菌優勢の腸内状態が健康とされています。幼児期になるとタンパク質や脂質(幼児は蓄積量が少ない)ミネラルとしてカルシウムやリン、ビタミンA,D、鉄、葉酸、脂肪酸、ヨウ素といった栄養素が必要といわれ成長を促すことに加え発達のためにも大人とは摂取量が違います。(それぞれ必要な摂取量はこちらから調べられます!)▪️便秘になると便秘になると嘔吐や腹痛、不機嫌といった症状が現れたり食欲や体重不振、お腹が張るといったものが見られます。原因としては一般的に①食物繊維摂取の不足②水分摂取の不足③運動不足の要因でおこるとされています。今回のケースは便秘のお子様を思ってヨーグルトやヤクルトで腸内環境を整えていらっしゃたのですが便秘の原因が食物繊維不足からくるものとわかりお母様も安心していました。私の話になってしまうのですが小さいころ便秘症で夜に急な腹痛が起こり病院へいった経験があります。浣腸をしてなんとか痛みがおさまったからこそ日々の仕事との両立で食事など作るのも大変なことかと思いますがお子様には好きなものだけ与えずに様々な食材に触れて口にすることをおすすめします。