姉に、とうとうADHDの診断が下された。

診断が下りたからといって、現実的な問題がなくなる訳やないけど、やっと一歩進んだ気がしたのか、報告する声は少し明るかった。

しかし、、
彼女の話を聞いても、ADHDがどういうもんなのか、病気なのか障害なのか、それが身体的なものなのか精神的なものなのか、はたまた先天的なのか後天的なのかが全く分からない。つまり、本人もよくわかっていないのだ。

突然「障害者」になった姉。
その名前は「ADHD」。

そんなこと言われても……
うちの人生に降って湧いたような外来語、という風にしか捉えることができんかった。

正直、大いに戸惑った。

仕方がないので、世界に一人しかいない姉のために、普段は絶対しない「調べる」という行為をしてみることにした。

まずは本屋に行ってみた。そこで、ADHDについて描かれたエッセイ漫画を手に取った。

しかし、その内容はADHDの代表的症状「多動」について。それも、主人公は男の子。

大人であり、女性でもある姉に当てはまるはずもなく、未知の外来語はますます謎になるばかり……

これが姉の言ってるADHD?
全然違うけど……

次はネットで調べてみた。

そうすると、ダニエル・エイメンという人が書いた『「わかっているのにできない」脳』(2001年 花風社)という本が有名らしいことが分かった。

早速あちこちの本屋に問い合わせてみたが、そう古いものでもないのに、どの本屋でも在庫切れ。出版社にも在庫はないということで、これまた仕方なく、利用したことないアマゾンを四苦八苦して登録する羽目になった。

こうして数日後、無事に本は届いた訳やけど……

本を読んで驚愕した。


書いてあることが、うちにもあてはまることばかりやったから。