山を越え | TAKAの人生見聞録

山を越え

いつからだろう


父が弱くなっていったのは


でも強い


そんな父を俺は尊敬してる


今回も頑張った


これ以上どれだけ頑張ればいいのだろう


つらい日々は続いていく


でも人は簡単に死ねないんだ


俺もこの命、もらったからには


精一杯生きていこう


それが、最大の親孝行だから


これからも一緒に頑張ろうよ




TAKA






今日は父の手術が行われた。


通常の健康な身体の人間なら、なんてことはない手術だ。

でも父は『腎臓病』で1日置きに透析をしている。

脳梗塞にもなった。

今回、大腿骨を病的骨折した。

人工骨に代えるための手術を行った。

痛みに耐えかねた父はかなりの苦痛を訴え、名古屋の大病院へ即日入院。

それまでちゃんと話もできた父だったが、

入院した次の日に、別人のように様態は急変した。

熱も出て、肺炎を起こし、状態としては最悪だった。

その状態が落ち着かないと手術はできないと判断された。

その後、酸素を吸引し、腸に溜まる不純物をホースで常に取り出した。

足の痛みも耐えられず、足を引っ張る事になった。

寝たきりで全く動くことを許されず、点滴・送管・足の固定・手の自由を奪うを

されて、自分では何もできない。

「大丈夫なのかな?」

なんども思った。

声もかすれ、思ったように言葉も出せない。

その原因は喉が渇きすぎてだと医者は言う。

それを聞いて安心したが、もしこのまま喋れないのだったらつらい・・・


母が何度も病院へ行き、状態を俺に教えてくれる。

徐々に状態はよくなってきたみたいだ。


今日は朝早くから病院へ行き、手術中の立会いとして母と一緒に同行した。

手術は2時間ぐらいと聞いていたが、少し遅い・・・


担当医が話しに来てくれたのは4時間後

実際に手術にかかった時間は1時間弱だったようで、早く終わったみたいだ。

輸血を予定していたが、200cc以下の出血だったので輸血は必要なかった。

その後、ICU(集中治療室)に入り、酸素を入れながら自分で呼吸している。

心拍数も問題なく、熱もない。


手術前に父がベッドで運ばれて行くとき、父に声を掛けると手を挙げた。

「大丈夫だ!!」

そう言っているように思えた。

熱もなく、状態はまずまずだった。


手術後の父に会いに、消毒し、エプロンとマスクを着用しICUに入る。

足は開放され、普通に寝ていた。

呼吸はしんどそうだが、まだ麻酔が効いているにも関わらず、

声を掛けると首をうなずかせる。


看護婦さんが、「さっきやってくれたように目を開けてください~」

と言うと、意識が朦朧としているのに頑張って目を開いてくれた。

安心させてくれているように思えた。


「俺は頑張ってるよ。」

そう叫んでいたような気がして、嬉しかった。


今後、もっと辛い毎日が待っていると思う。

でも父は頑張るだろう。

生命力は人一倍強い人間だから!!


俺も父のようになりたい。