手探りの一日目 ~その3~ 9月2日(土) | モラトリアムな日々

モラトリアムな日々

隙あらば壁に張りつき、酒あらば飲んでしまう。そんな日常です。

自宅から100キロ走った「いこいの村涸沼」に到着する頃には

午後1時半になっていた。早速お風呂セットと出し、ロビーへ向

かう。

「いこいの村涸沼」は公共の宿、らしい。涸沼という大きな湖の

辺に立つちょっとした保養所でもあるようだ。

大きい駐車場の芝生はキチンと刈り込まれ、松の木などが植え

られている。建物も結構立派である。

汗まみれのバンダナ姿で入っていくには少し抵抗があったが、

そんな事は言っていられない。受付のお姉さんに入浴だけで可

能かと聞くと、2時半までの入浴になりますが、という断りを付け

て快諾してくれた。いい宿だ。700円払って入浴する。

大きな浴槽が二つ(確か)。窓からの眺めも良い。まだ日の明る

いうちに入る温泉ってのも・・・・


ふぁ~~・・・・・。極楽極楽。


お湯は少しとろみがあってお肌すべすべ系である。

広い温泉なのに客はおっさん一人と俺だけ。100キロこぎ

続けた足をよくマッサージしてやる。明日に疲労は残した

くない・・・・。

風呂でサッパリした後は、10キロほど先の大洗ビーチを目

指すのみである。30分程こぎ、磯の香りが漂ってきたな、と

思ったら、眼前には太平洋が現れていた。


海だ!海!!


この旅初めての海である。大洗サンビーチにはテントサイ

があるらしい。初日から完全な野宿も不安だし、テント場代

せいぜい5~600円だろう、と思いキャンプ場に行く事にした。

大洗のキャンプ場はNPOが主催とのこと。だからかどうか

分からないが、対応がとても悪い。この僕が珍しく大きな声

出すほど、不快な対応をする。


(おめーNPOか何か知らんがよ、金を取っている以上それ

りの対応せにゃならんのじゃないかい?ん?)


心の中で毒づきながら、2500円を支払う。高い・・・。しか

し今さら他を探す気力は無い・・・・。

まあ、泊めてもらえるだけましか・・・、と気を取り直してテント

を立て、荷物を入れる。自転車のキャリーも点検してみる。少

しぐらついている気もするけど、大丈夫なのかな・・・・・?


     テントサイト

  (温泉で使った手ぬぐい、タオル、バンダナを干す)

3時ごろから買出しも兼ねて、大洗を自転車でブラブラして

みた。土曜日だしまだまだ暑いので、ビーチに遊びに来る

観光客で賑わっている。

少し大きめの広場に屋台がズラリと並び、美味しそうなも

のを売っている。ここでこれをツマミにビールを1杯というの

もいいな・・・・、と思ったが、観光客向けの為か少し値段が

高い。テント場代に2500円払ってしまった身としては厳し

いな・・・・・。

結局コンビニを探し、ボンカレーと水とカップラーメン、そして

缶ビールを一本購入し、テント場から程近いビーチへ向か

った。

台風の影響もあるのか、波は少し高い気がした。防波堤に

座り、サーファー達がサーフィンを楽しんでいるのを眺めつつ

、缶ビールを開ける。


今日は長かったな・・・・・・。


でも無事に辿り着く事が出来た。


    大洗  

  (大洗ビーチ。左下の影は、防波堤に座る僕)


    なみうちぎわ

   (せっかくだから波打ち際まで行ってみた)


潮風がとても気持ちよかった。ビールを飲み終える頃には

だいぶ日が傾いていた。海に沈む夕日を見たいという気も

ったが、そんな悠著な事も言っていられない・・・・。

テント場に戻ると、ラジオでナイター中継を聞きながら食事

の準備をした。米を2合ほど炊き、カレーを温めて食べる。

米は半合ほど残しておいて、明日の朝食にもする。

腹が満たされると一日の疲れからか、急激に睡魔に襲われ

た。午後7時には寝袋に潜り込み、眠りにおちた。