昨日は中華屋でバイトした後、なぜか店長と二人で飲みに行く
事になった。別にたいして親しいわけでもないのに。
そういやこの間ホールにヘルプで出ていたときに、
「今日は助かったよ。今度飲みに連れて行ってあげるから」
とか言ってたな。僕はぜひぜひ、なんてテキトーに答えていたが
あの人まさか本気で言っていたとは・・・・・。
その日はバイト後の賄いでビールやら焼酎やらを飲んで、すでに
ほろ酔い状態になっていたから、その勢いもあったのだろうな。
二人で夜の池袋をフラフラして
「どこの店にします?」
「どうせならお酒の美味しい店に連れて行ってあげよう」
という事になり、僕が普段入らないような薄暗いお店に入った。
その店は日本酒に力を入れているようで、結構な種類があった。
店長は八海山(!)を注文。僕にも同じものを頼んでくれた。
話題は・・・・・・仕事の話や、人間関係の話、学生時代の話等々、
おっさんくさいものに終始した。おいおい、こんな人と話し合わしてたら
俺はほんとにおっさんになっちゃうぞ。
話していると、この店長もなかなかの変わり者であることが判明した。
大学中退で演劇の世界へ。しかし挫折し、サービス業の道に入る・・・。
あんまし家には帰りたくないらしい。深いところは突っ込まなかったが
奥さんとうまくいってないのかな?
まあ一言で表すなら「背中に哀愁漂わすおっさん」って感じの人である。
酒は非常に美味しいので、二人してぐいぐい飲んでしまった。午前3時
頃、だいぶ出来上がってくると店長が
「サウナ行こう、サウナ」
と言い出した。はあ、サウナですか。池袋西口の裏通りにあるのは知って
いたが何だか怪しいし、まさか自分が入るとは夢にも思っていなかった。
そこはサウナ、と言うよりでかい温泉みたいなところで、こんな深夜にも
かかわらず、かなり繁盛していた。風呂につかりながら、
「なんで俺は店長とサウナに来ているんだろう?」
という疑問がないではなかったが、相当酔っ払っていたし、風呂は気持ち
よかったのであまり気にしないことにした。風呂から出ると、店長は仮眠室
の方へと歩いていった。
扉を開けると・・・・・・・少し広めの暗い部屋に、おそらく100人を超えるおっ
さんが所狭しと寝ている。場所がないおっさんは壁にもたれ掛かったりして
それぞれ工夫している。・・・・・・・・こう言っちゃ悪いが、かなり引いた。この世
の終わりを見たようだ(言い過ぎか)。22歳の若造には刺激が強すぎる・・・・。
寝場所を探している店長に
「すみません、気分悪いので外出てます」
と言って、帰る事にした。気分悪いのは本当だし。いやー、俺もあんなところ
で寝るようになっちゃお終いだよな・・・・・、とか思ってしまった。おごってくれ
た店長には悪いけど・・・・・。今度日本酒でもプレゼントしよう。
というわけで今日は二日酔い。午前中は昨日の不思議な飲みと、サウナで
見た恐ろしい光景なんかを思い出したりして、「う~・・・・」と力なく唸っていた。
まだちょっと気持ち悪い。みずみず・・・・。