
80点とマイナス20点
母は、私や弟がテストで100点をとるのは
当たり前だと思っていたと言います。
珍しく80点のテストを持ち帰ってきた日
母は「お父さんには内緒にしておくから」と
そのテストを隠しました。
私の80点のテストは
母にとっては-20点のテストでした。
母は全てにおいて減点方式で
私の人間性に対しても同じでした。
「いい子」「かわいい」「頑張った」「やさしい」
など、私の中身を褒められた記憶は思い出せません。
子供は親から認められて褒められなければ
自分の長所を認識できないと思います。
「言わなくてもわかるでしょ」が通用しないのは
大人も子供も同じ。
私は父から罵倒されて否定され続けたけど
あなたには他にこんな良いところがあるとは
誰も教えてくれませんでした。
父からの人格否定に対抗できるだけの材料を自分で見出だす事も、当然出来ませんでした。
大人になった今、自分には何もいいところがないとは思わないけれど
頭ではそう理解していても
幼い頃に存在をまるごと否定されてきた感覚が
今も私の自由を奪っていきます。