手術当日
初めての全身麻酔にビクビクして順番を待つ
少し前にみたアンビリーバボーで嫌なものを見てしまってたから。
内容は、
全身麻酔の手術中、患者の意識だけが覚醒して、痛みは感じるが身体を動かすことも、声を発することも出来ない。という
もし自分もそうなったら…そう思うと怖くて仕方ありません。
手術室に入る時、あまりの怖さに泣いてしまいました。家族や看護師さんは、胸を取るのか悲しくて泣いてると思って励ましてくれた
でも、私もいい大人です。まさかTVで観たみたいに自分がなったら。と思うと怖くて仕方ない。なんて恥ずかしくて言えない
終わってみるとあっという間。だって私寝てるだけだから。よかった。ちゃんと意識飛んでた。と思った
麻酔がしっかり抜けてからは、身体は痛いけど気持ち悪さはすっかりなくなりました。
脇のリンパは取れるだけ取った事。
胸筋にもガンが張り付いていた事。で、手術は予定より二時間近く長かったそうです。
病理検査の結果は
先生「悪い話といい話、どっちから聞きたい?」
私「悪い話からで」
先生「ステージ2b、充実線管がん、HER2(+3)、grade3かなり進行が速くて顔つきの悪いタイプでした。とったリンパも17個中15個は陽性リンパの数は少し違うかも?でもたくさん取って、ほぼがんがあったらしい」
私「いい話は?」
先生「少し前なら違ったけど、今はこのタイプによく効くハーセプチンって薬があるから、抗がん剤も一緒に頑張ろう。いつからにする?」
10年以上前の話なので、今はもっと色々薬も増えてるはずです
私「じゃあ明日で」
先生「なんでそんなせっかちね。初めて先生にツッコまれました曜日を決めてスケジュール組むから、色々考えて」
私「来週水曜からでお願いします」
ちゃんと詳しく説明してもらってます
帰宅してまた娘に話をします。
私「悪い病気の仲間が身体にまだいるみたいだから、強い薬をする事になった。髪の毛も眉毛もなくなります。そして身体がキツくて寝てる事が増えるかもしれない。でも大丈夫。悪い病気にいなくなってもらうためにするから必要な事。心配しなくて大丈夫だから」
娘「ハゲるとかいやじゃないと?」子供って直球
私「薬するのが終わったら、生えてくるらしいから大丈夫👌カツラ買うし」
娘「ママが良いならいいよ」
説明終了
ここまでは、がんになった胸があることの方が私は嫌で、特に悲観してはなかったけど、抗がん剤を始めると、徐々に不安になる事が増えていきました。
余談
娘3年生の時、
TVで乳がんの方が話されてるのを観て、
「ママの時と似てない?もしかしてがんじゃなかったよね?」
あっ😅病名は難しいかと思って言うの忘れてた