初めて舌癌と判明してがん研を受診するまでの間、途方もない絶望感と恐怖に心がズタズタでした。

気分転換に息子と一緒に実家に帰った時の事・・・。

縁があり日蓮宗(法華経)のお寺で祈祷を受けようと父母が準備していてくれました。
そこのお寺はとても小さな…でもなんとも云えない雰囲気。
住職は2回も大荒行を成し遂げた方。

正直、私は宗教とかまったく信じないし、できればあまり関わりたくないと思ってきた人です。

お寺に入り、住職と話します。
舌癌と判った経緯。今までの検査、これからの予定。
とにかく話しました。何だか心をすべて見透かされているみたいな感覚になります。
人の前では強がって色々な面で我慢してしまう私の想い、涙腺崩壊・・・
『死んでしまうのではないかと思ってしまって恐い。息子の事をどうしようと思って考えてしまう。看護師なので病気のことも、進行度も、それによる経過も…分かってしまう。だから余計に色々考えてしまって。とにかく恐い。』
よくもまぁ次から次へこんなに涙がでるなというくらい泣いていましたねタラー

一通りお話が終わり、自分がいつも身に付けている物を渡し、祈祷が始まります。
これは、受けた者にしかわからない表現し難いものです。

祈祷を終えると不思議と気持ちが少し楽になっている自分がいました。

その後は手術日が決まった時、退院してから1か月後、1年後…ちょっとした節目で報告をして祈祷をしてもらいました。
毎朝、お祈りをして下さったそうです。

そんなお寺とも今年5月の連休に行った時に『あなたはもう大丈夫!顔つきが違う。初めて来たときの顔と全然違う。あなたはもう大丈夫だわ!もし、また何かあったらおいで。もちろん何もないのが一番だけど(笑)』
と無事に卒業できましたニコニコ

途方もない恐怖と不安…そんな時何かにすがりたくなる。その『何か』は人それぞれ違いますが、私の場合は縁があり、住職と出会い、祈祷だったのかもしれません。

住職が話していたこと
頑張りすぎたら駄目。グータラぐらいがちょうど良いんだよ。何でもやろうとせず、今まで頑張ってやってきた体を休めて、グータラしてなさい。
あなたの事だから、グータラしてなさいと言っても動いちゃうんだろうけど(笑)
とにかくゆっくり休みながらね。

守れているでしょうか?

守れていません。
最近の私は、用事を詰め込みすぎてバタバタしていましたショボーン
その結果が、体調を崩していますタラー
ダメですねアセアセ
調子が良いと忘れがちになってしまうショボーン
そんな時こそブレーキをかけないといけませんねアセアセ



住職から頂いた御守りキラキラ
おバカな私は、ポーチに入れたまましばらく放置していましたガーン

あれほど毎日、持ち歩いていたのに!罰当たりなうずまきハッ
反省反省・・・ショボーン
気を緩めず来月の検査、診察を無事にクリアしたいものです!!


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