私が、癌になって2度目の24時間テレビが始まりました。
24時間テレビを見ると、今年の夏も終わるなぁと感じます。
不規則に働いている頃は、落ち着いて見ることはなかったけれど、ここ2年は落ち着いて見られています。
AYA世代の方の癌のことも放送していて、みんないろんな想いで見ているんだろうなと思って
います。
不規則に働いている頃は、ほとんど見られていなかったので、芸能人の方の24時間テレビの出演料とかがニュースで流れてくると、なぜか複雑な気持ちになったりしていました(笑)
でも今は、この方たちがいるからこそ、日本の頑張っている知らない方々の姿を見られ、想いを知ることができ、募金が増えていくんだなと思っています。
『みんな平等じゃない』
『神様はいない』
『どうして私が』
私も病気になった時、何度も何度も考えていた気持ちです。
普通に健康で、障害もなく、結婚、妊娠、出産を経験し、大変だと言いながらその生活を当たり前のように生きている人が、本当に羨ましかった。
そんな生活を送れている人には平気な振りをして、凛として見せたりもしました。
おめでたい報告に、心から喜んでいる姿も見せてきました。
本当におめでとうと心から思っているのですが、内心は自分の中でだけの葛藤があったりもしました。
でも、そんな私にとっては眩しく見えていた方たちも、きっとなんらかの悩みは抱えていたかも知れない。
自分は健康でも、ご両親やお子さん、ご主人、ご家族が大変な想いをしているかも知れない。
自分が1番辛い訳でも、大変な訳でもないけれど、でもやっぱり自分の背景しか見えないからこそ思う気持ち…。
その気持ちも、自分を守るということにも繋がっているのかなとすら、今は思えています。
24時間テレビ…皆さんはどんな想いで見ているのかな。
でも、やっぱり頑張っている姿は本当にかっこいい。