抗がん剤治療を開始して、脱毛が始まり、ウィッグ生活を始めて半年が過ぎました。
ウィッグを被ることには慣れてきて、上手に?すぐ被れるようにはなりました。
でも、心はまだまだ慣れていません…。
そして、何より暑い。
蒸れるため、自宅に帰ってきてからウィッグを外した瞬間の爽快感。
最近は、ウィッグを結んでみたりしていますが、やっぱり自分の髪が懐かしく思えて仕方なくなります。
ウィッグ生活が日常になっても、やはり心はどこかその生活に慣れない毎日…。
全然知らない人の前に行くことはなんとも思わないのですが、知り合いに初めて会うときは余計緊張します。
きっとみんな大人だから何も言わないとは思いますが、どう思われるかな?変じゃないかな?などと考えてしまいがちです。
これは、何度知人に会っても気持ちが払拭できません。
まだ、元気な時の自分、髪のあった頃の自分が忘れられず、今の自分と比較してしまっているのかも知れません。
忘れる必要はないし、きっといつかはまた髪がある自分に戻れることを頭ではわかっていても、心とのバランスがうまくいかないのかも知れません。
やっと、髪の毛も数ミリ生えてきました。
まばらですけど…。
でも、この生活がまだまだ続きます。
いつか、ウィッグを心から楽しめる自分になれる日がくると良いなと思います。