『フロム・ポエティカル・スケッチ』マイ・ソング(4)

僕はハッピーな音楽を愛してる…柔らかに息づくメロディーを。ソコではイノセントな部分が一際キラキラしてて、家出少女たちの舌ったらずなガールズトークで溢れてる。

僕はウィットに富んだリリックを愛してる…未来に反響していくセンテンスを。ソコでは喜びのメロディーが途切れることはなく、若者たちは誰の目も気にすることなく、遠慮なく笑い合う。

僕はジョークの混じったコーラスを愛してる…とても古くて純粋なコーラスも。ソコでは僕の分の朝食を取っておいてくれるし、ちゃんとスイーツも付いてるんだ。

僕はカビ臭い木製のロッキン・チェアーを愛してる…古いオークの樹の下に打ち捨てられたガラクタを。その場所にはソング・ジャイアントたちが集い、僕たちのバンドを見て優しく微笑む。

僕はこの世界を愛してる…でも何よりも、ハニー、君を愛してる。いつだって僕は世界を愛してる…でも君こそが僕のすべて。