『フロム・ポエティカル・スケッチ』マイ・ソング(1)

あの頃は最高にハッピーな気分で、ライブハウスをどさ回りしながら真夏の夜の夢を満喫していた。そして僕は愛しのミューズを見つけたんだ。彼女は目映いレーザービームの中を滑るように駆け抜けていく。

彼女は僕のメロディーに百合の囁きを…僕のリズムに薔薇の香りを振りかけてくれる。彼女は僕を遥かな楽園へと導いた。その場所には、ありとあらゆる喜びが満ち溢れているんだ。

甘ったるい春の霧雨で僕の大事にしてるフライングVはグッショリ濡れて、原始の太陽は魂に激しく光を灯す…彼女はシルクの投網で僕を捕まえて、迅速に黄金のベッドルームに閉じ込めた。

彼女はくつろぎながら僕の歌を聞く時間を気に入ってるらしい…そして甲高い笑い声をあげながら、僕とダーツをする。最後にはフライングVをメチャメチャにして、僕の自由の喪失を嘲笑うんだよ。