夫の実家から小包みが届いた。
手作りのいくらのしょうゆ漬けと、そのビンを囲んでかりんとうや、おせんべいなどのお菓子がきっちりつめてあった。
のし袋が4つはいっていた。毎年子どもたちにお年玉を贈ってくださるのだが、今年はひとつ多い「?」と思ったら手紙がそえてあった。
「仕事に家事にたいへんだけど、体をいたわってね。気持ちばかりでごめんね」もうひとつののし袋には私の名前がかいてあった。
私へのお年玉だった。
息子の愚行をわびて、いつも私の味方をしてくれるお義母さん。
私への気遣いの後ろにどれだけつらい気持ちがあるかと思うと、胸がいっぱいになってしまった。
ありがたくて、せつなくて、涙が止まらない。