〈2018年〉


むかし話の<ぶんぶく茶釜>覚えてますか?

 

 昔のこと

  今はすべてが 

    うろ覚え  私作

 

 

上州(現・群馬県)の茂林寺という寺に

守鶴という優秀な僧がいた

彼の愛用している茶釜はいくら汲んでも

湯が尽きないという不思議な釜で、

僧侶の集まりがあるときは

この釜で茶を振舞っていた

 

あるときに守鶴が昼寝をしている様子を

別の僧が覗くと、

なんと守鶴の股から狸の尾が生えていた

守鶴の正体は狸

それも数千年を生きた狸であり

かつてインドで釈迦の説法を受け

中国を渡って日本へ来たのであった


不思議な茶釜も狸の術によるものであったのだ

正体を知られた守鶴は寺を去ることを決意し

最後の別れの日、守鶴は幻術によって

源平合戦の屋島の戦いや

釈迦の入滅を人々に見せたという

 

この説話をもとにして

昔話の『分福茶釜』が

創作されたといわれている

 

 

で、よく知られている昔話は

   ↓ ↓

古道具集めが一番の趣味である和尚さんが

茶釜を買って寺に持ち帰る

茶釜を見ると汚れていたので

弟子の小僧さんに茶釜を磨くよう命じるが

洗っている途中に茶釜が痛がったので

和尚さんに報告する

和尚さんは茶釜を水で満たし火に懸けたところ

何事もなかったので

「雑念があるからだ」と小僧さんを叱る

しかししばらくすると茶釜が

熱さに耐え切れず動き出したので

気味が悪くなった和尚さんは

たまたま近くを通りかかった

貧しい古道具屋に茶釜を売ることにする

古道具屋はその夜奮発して鯛を買うが

食べようとしたところ鯛がなくなっていた

途方にくれる古道具屋だったが

茶釜を背負ったタヌキが

「魚を食べたのは自分です」と白状する

茶釜は仲間との化け比べで

元に戻れなくなったタヌキが化けたものだった

同情した古道具屋はタヌキが

元に戻れるまでの間

家に泊めることにする

タヌキはお礼に、綱渡りをする茶釜で

見世物小屋を開くことを提案する

この考えは成功して古道具屋は豊かになり

タヌキも寂しい思いをしなくて済むように

なったという恩返しの話である

 

GWに群馬、栃木に行き

茂林寺~東武トレジャーガーデン~館林ツツジ園(群馬)

~足利フラワーパーク(栃木)

 

群馬はどこに行っても たぬき!たぬき

 

 

館林駅の近くで昼食

これが本当の<たぬきうどん>

本当の名前は<冷やし温玉うどん>

他のテーブル見ても同じ器

メニュー違っても器一緒?疑惑

 

茂林寺 両脇に並んだたぬき

それぞれ姿は違うのに顔一緒

 

またもやたぬき

 

館林 つつじ園

 

足利フラワーパーク

 

今年は暑かったせいで花が咲き始めるのが早く

ツツジ園もフラワーパークも

その日の開花状況で入園料が決まる

このときツツジ園は半額

足利フラワーパークは400円引き

 

普通のお代でいいので

ピークの花を見たかった