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香港電影紹介第68回は、ベニー・チャン監督、アーロン・クォック、スー・チー、ウー・ジン、コリン・チョウ共演の「マーシャル・シティ~超人大戦~」です。
《あらすじ》
謎の毒ガスを浴びてミュータント化したモンスター軍団(コリン・チョウら)が香港を恐怖に陥れていた。
ただ一人、同じガスを吸いながら体に変化を起こさない気弱な青年サニー(アーロン・クォック)。
追い詰められた時だけ超人的な能力を発揮するサニーの力を利用してミュータント軍団を封殺しようとする警察特殊部隊(ウー・ジンら)。
彼を助けながらスクープを狙う女性キャスターのエンジェル(スー・チー)を巻き込み、香港の都市は臨戦体勢に突入するのだった・・・
う~ん、ベニー・チャン監督作品だから期待していたんだけど微妙な出来かなぁ。
決して面白くなかったわけじゃないんだけど、アーロン・クォックの“のび太くん”みたいなキャラが若干ウザく(苦笑)、また不必要なエピソードは省略しないとダレるし、もっとテンポよくミュータント同士のバトルに徹した方がよかったように思うなぁ。本編時間が長く感じてしまったよ。
香港版『XーMEN』+『ハルク』って感じのアメコミ調な作品なんだけど、香港映画ならではなのがやはり格闘シーンがクンフーアクションになっている点ですかね。
特に中盤での2度に渡る特殊捜査官のウー・ジンVSミュータント(第2形態)のコリン・チョウとのガチンコバトルは短いながらもなかなかの見せ場になっております(ただし、決着はつかないので消化不良!)。
しかし、コリン・チョウのミュータント顔は気持ちが悪いな(苦笑)
ストーリーは、第2次世界大戦時にマレーシアで日本軍がミュータントを生み出す実験をしていた地下施設を発見したサーカス団のメンバー一行。
地下で金塊を見つけて大喜びしたのもつかの間、別に保管されていた壷の中から吹き出した有毒ガスを吸い込んでしまいミュータントに変貌、その特殊能力を使って銀行強盗や宝石強盗など悪い事をしたい放題っていう展開。。。
《ガスを吸い込んでゾンビになったら『バタリアン』だったよ(笑)》
メンバーの中の一人、サミー(アーロン・クォック)は体内に抗体を持ち合わせていたために半ミュータントと化してはいたが理性は失っておらず、戻ってきた香港での銀行立て篭もり事件を特殊な力で解決したりして一躍ヒーローになってしまうんだけど、この後のマスメディアでの芸能活動部分が少々長くダレてしまう。
年増だという理由でニュースキャスターを降ろされたエンジェル(スー・チー)がレポーター役としてサミーといい関係になっていくんだけど、スー・チーが可愛いんだよ♪
ぐっと大人の女性としての色っぽさを兼ね備えた綺麗なお姉さんになってました。
彼女見れただけでも十分満足感は得られましたけどねぇ。
「タイヤパンクしちゃった。取り替えてくれない♪」↓
![香港電影玉手箱-8ce5a240223a79f02ff626696e9e689b.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20120207/13/1979gundam/d1/d6/j/t02200127_0240013911779873775.jpg?caw=800)
一番の見所になってくるのは、ラストのエンジェル(スー・チー)を奪いにきたタイチュウ(コリン・チョウ)とサミー(アーロン・クォック)との市街を疾走しながらのバトルですね。
車が行き交う道路の中央、走るトレーラーの屋根の上や、車を破壊しながらの闘いは結構気合い入っていました。
ただ、かなりワイヤー使ってて動きがいまいち不自然だけど。。
ややアッサリした決着なので、もう少しミュータント同士の特殊能力を活かしたスーパーバトルをメインに見たかったなぁ。