昨年の10月より8ヶ月に渡ってBS日テレにて放送されていた、ダニー・チャン主演の「ブルース・リー伝説」。
5月22日(土)にて最終回だったんですが、放送された全30話を観て思ったことは、「なんで最後に近づくにつれて話をはしょるんだよ!」ってのが正直な感想。
中国本土では全50話で放送されてるそうなので、後半部分はかなり省略(カットまたは編集?)されて放送されたのかなぁとは思うんだけど、アクションの少なさや映画のシーン再現度も中途半端だった為、いまひとつ盛り上がらなかったなぁ。
まず、香港で詠春拳を学び、アメリカでの大学生活、そして結婚、自分の道場を開きさらに格闘技大会でもチャンピオンになった。
ここまではかなり事細かく時間を費やしてドラマ化していたように思う。
で、肝心の映画界でスターとなっていく過程があまりにもさらっとした描写だったのが残念だ。
さらに残念だったのが、ブルース主演の映画のシーンを再現する場面で「そんなシーンないだろっ!」というツッコミをいれたくなるようないいかげんな作りだったことだ。
ここだけはしっかり作って欲しかった。
予算的な事情があるのかもしれないが・・もう少し、視聴者が納得するようなシーンの再現度が必要だったのでは!?(「死亡遊戯」がいちばんマシだったな)
あと、なぜレイモンド・チョウ、ロー・ウェイ、ノラ・ミャオと言った名前を放送(日本語吹き替え版)で使わなかったのか?
これも盛り上がりに欠けた要因のひとつだ。
個人的に良かった点は、リンダ役の女優さんが可愛かったのと(笑)、マーシャルアーツ映画ファンとしては、ゲイリー・ダニエルズやマーク・ダカスコスら往年のマーシャルアーツ・スターがゲストファイターとして出演してくれていたのが嬉しい!
一応、TSUTAYAではレンタルも開始されているし、5月と7月にはDVD-BOXも発売されるのだが、どうせなら完全版(全50話)で発売してほしかったところ。(どこが違うのか確認したかったなぁ。ま、買わないけどね(苦笑))
特にオススメはしないが、ブルース・リー作品をこれから観ていこうと思っている方には入門編として観るにはいいかもね。