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香港電影紹介第26回は、コリー・ユン(ユン・ケイ)&デヴィッド・ライ共同監督、ズォ・ロン、チャン・ヨンリン共演の「レディ・ウェポンZERO」です。


<あらすじ>
ツァオイェン(ズォ・ロン)は香港警察の売春摘発で捕まったことから麻薬犯罪の囮捜査への協力を強要される。
また、女刑事ホン(チャン・ヨンリン)は浮気相手である香港警察のデイビッドに騙され、ツァオイェンと共に中国へと渡り麻薬組織との接触を試みる。
しかし、麻薬組織のボス、キングコング(ウォンジン)とデイビッドが裏で繋がっていたことで事態は急転。
まんまと罠にはまった二人は麻薬の運び屋という濡れ衣を着せられ、カナダ警察に連行されてしまうが、愛する男に裏切られた二人は復讐の為に香港に戻ろうと脱走を図るのだった・・・


マギー・Q&アンヤ共演の「レディ・ウェポン」と比べると主役2人に華やかさがないのが惜しいんだけれども、そこは三級片らしくボディコンのミニスカのままで動き回るんでパンティ見えてたり(笑)、全裸(大事な所は上手く隠れてる!)でカンフーしたりとお色気シーンはたくさんあるんだよね~。
ただし、18歳未満はみちゃ駄目だよ(笑)


女優に華がないといってもアクション自体は見応えがあり、特にズオ・ロンは“カンフースターになるのが夢だった少女”だった設定ということもあってよい動きしてますし、本編では激しいクンフーアクションを見せてくれています。

そして、本作品の一番の見所は麻薬組織のリーダー、キングコングを演じる“韓国の蹴撃王”の異名を持つウォンジン(「スコーピオン・ファイター」や「無問題2」にも出演されてます)の変幻自在の脚技の数々でしょう。
中盤とラストの麻薬取引シーンで見せる華麗なる廻し蹴りや開脚蹴りは、カメラワークや編集の上手さもあり見応えあるクンフーファイトに仕上がっています。ウォンジンVSズオ・ロン&チャン・ヨンリンの壮絶なファイトは必見!!


愛する恋人に捨てられ、逃亡先で屈強な男達にレイプされたりとかなり悲惨で暗い展開ではあるんだけれども、クンフーシーンだけでも観る価値はあり!!!
最後は裏切り者の不倫男に痛~いお仕置きが待っているぞ(苦笑)

ユン・ケイもちょっとだけ出てます!