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香港電影紹介第4回はチン・シン・ワイ監督、マース、カリーナ・ラウ、ベティ・ウェイ共演の「クラッシュ・エンジェルス~失われたダイヤモンド~」です。

<あらすじ>
盗んだ宝石を山中に隠し、現在は刑務所で汗を流すシェン(マース)、フイ(コー・フェイ)、リャオ(タイ・ポー)、ホー(ロー・マン)の4人組。
一足先に出所したシェンが隠し場所を掘ると、ダイヤは石ころに変わっていたのだ。仲間からはネコババしたと追い掛けられるわ、美人探偵(カリーナ・ラウ)やシェンのいとこのチュアン(ベティ・ウェイ)、謎の黒幕も絡んで始まるダイヤモンド争奪の大乱戦!
果たしてダイヤモンドの行方は!?・・・


ジャッキー・チェン製作、マース主演という80年代ならではの明るく楽しいコメディアクションです。

まず、マース主演というだけでも珍しいのだが、デビューしたてのカリーナ・ラウが得意の器械体操を駆使したアクションを見せてくれるという貴重な作品でもあるんですよね。
ピチピチのレオタード姿も披露しています。


そしてベティ・ウェイ! マース君のことが好きないとこを演じているのですが、カリーナにお熱のマース君に嫉妬したりする可愛い女の子なんです。でもめちゃくちゃ強いんですよね(笑)

ゲストもオープニングの刑務所のシーンにジャッキーチェン、タクシー運転手でリッキー・ホイが特別出演しています。


刑務所内での乱闘で、タイポーが食べ残しの皿を顔に塗りたくられる「プロジェクトA」をパロったシーンや、マース君のカリーナへのセクハラ攻撃(人口呼吸させようとしたり、背中にオッパイあてさせたりします(笑))等80年代ならではの馬鹿馬鹿しいドタバタ騒動が楽しいです。
そして勿論、ラストはお馴染みの工場でのダイヤ争奪のバトルです。
マース君がまともに闘って(クンフーして)るのも珍しいし、ほぼ激しいクンフーアクションをベティさんが担当していて、ロー・ワイコンやベン・ラム、コーフェイなんかともがっつり闘ってくれています。(NG集でジャッキー自らアクション指導しているのも観られますよ。)

ビリー・ロウ演じる、オトボケ探偵も面白いです。
ジャッキー映画でお馴染みのマイケル・ライが音楽を担当している点もポイント高いですね。


この作品も今ではビデオでしか観る事が出来ないので、今では貴重な作品ですね。
是非ともDVD発売して欲しいなぁ。