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香港映画紹介第2回はテレサ・ウー監督、西城秀樹、ムーン・リー共演の「天使行動」です。

<あらすじ>
インターポール(国際警察)はタイ=カンボジアの“黄金の三角地帯”にある麻薬栽培地帯を壊滅させることに成功した。
資金源を失った麻薬シンジケートは国際警察への報復行動にでる。
窮地に追い込まれたインターポールは超法規集団<エンジェルス>に出動を要請するのだった・・


80年代後半に作られたB級アクションと呼ばれる作品の中でも傑作と呼ぶに相応しい作品です。
全編、激しい銃撃戦・人命軽視の爆破スタントなど香港アクションの凄まじさが伝わってきます。

今作は日本からの助っ人(エンジェル1)として西城秀樹が参加しています。
「危険なスタントをさせられて嫌だった」と言っていた本人ですが、劇中ではヘリコプターから縄バシゴでぶら下がりながらの銃撃戦、ウォン・チェン・リーとの2度に渡るクンフーファイトを見せるなど、かなり頑張っています。動きは結構様になってます。

そしてもう一人。何と言ってもムーン・リーの存在でしょう。
めちゃくちゃ可愛いんですが、男顔負けの凄まじいアクションを披露しています。
工場内での無数の敵相手に棒を使ったアクションや、女ボスの大島由加里さんとの死闘(この闘いはレディースアクションの中でもトップクラスの出来映えです!)は素晴らしいですね。

キャストも<エンジェルス>のキザなボスにデヴィッド・チャン、<エンジェル3>にエレイン・ルイ、そしてクンフーファイトも少し見せるアレックス・フォンなどが出演しています。
未だに日本でのDVD発売がないので、是非とも発売して欲しい1作です。どこか発売してください~。
最近はレンタル店でも見かけなくなりましたが、もし見つけたら是非レンタルしてみてください。オススメです!