記事のリブログが出来なかったので
少し自分なりのどんな対応が出来るかを書き出してみようと思います。


まず、ベッドから降りてしまうことをどうするか。

降りたいんですよ。

ベッド柵を乗り越えてしまったみたいなのですが、うちの父方の祖母は拘束されていたにも関わらずそれを外してベッド柵を乗り越えて落ちて肋骨折れて亡くなってます。

降りちゃうんです…思ったままに行動しちゃうんです。それが認知症です。

よく理解が出来てないのに
『なんで縛られてるの?』って焦ったのかもしれない。
もしトイレに行きたかったら
『トイレ行きたいな…起きなきゃ!降りなきゃ!』ってベッドの上でジタバタするかもしれない。

行動ひとつひとつが『なんで!?』って思うかもしれないけどみんな理由があるんです。



介護の現場では身体拘束は原則禁止です。


まず、身体拘束ってなんだ?と言うと↓↓↓


身体拘束とは、 徘徊、他人への迷惑行為等のいわゆる問題行動などを防止するために、車いすやベッドに拘束するという、高齢者の行動の自由そのものを奪うことです。また、車いすやいすからのずり落ちや転倒、ベッドからの転落、車いすとベッドとの間を移乗する際の転倒等といった事故を防止するために、これらの用具に拘束するという、福祉用具の間違った利用のことを言います。 

 2000年4月に始まった介護保険制度に伴い、高齢者が利用する介護保険施設などでは身体拘束が禁止されており、現在身体拘束ゼロに向けた取り組みがいろいろと行われています。

 身体拘束は人権擁護の観点だけではなく、高齢者のQOLを損なう危険性が指摘されています。

 厚生労働省では「身体拘束ゼロ作戦推進会議」という有識者会議を開催し、「身体拘束ゼロへの手引き」が取りまとめられました。



QOLは Quality of Life の略です。 

「人生の質」、「生活の質」などと訳されます。


人がが生きる上での満足度をあらわす指標のひとつなんですね。



その方の状態全てがわかる訳では無いのでこれがダメとかそんなことではないことはご理解ください。

こうしたらどうかな?というカンファレンスの段階だと思ってください。



介護度が高い(認知症がある)

動きが活発になってきた

介護への抵抗も見られる(暴言)


降りてしまうのが問題なら、降りていだだいちゃおう!って方向はダメですかね?


もしかしたら夜間そのままドアを開けて大声を出してしまうのかもしれない。

その辺の情報がないので上の方法でやるとするならば


まず柵を頭の方に1つ。

ベッドの高さは一番低く。

下にマットを敷く。

居室内を動いたり這ったりするならば危ないものはしまう、尖った角は覆うなどなど。


どうしても降りてしまう方にはご家族に夜間の状態をお話をして了承していただいていました。(体験談)


特に入所したばかりの落ち着きのない時期は危険が多いです。

様子を観察しながら安全でご本人が安心出来る環境を探します。


もし、昼夜逆転している場合は日中の活動時間を増やします。


夜間熟睡できる時間が確保出来るようにケアしていく必要があるので日中のことも考えて行かなきゃですね。


目の離せない利用者さんがいることは確かです。

施設にいる利用者さんにマンツーマンで関われる時間は少ないです。

スタッフは全員のケアに追われています。

見守りのスタッフがいても死角がうまれてしまいます。

それでもスタッフは必死でケアに当たっていることをご理解ください。




だからこそご家族に状況をお知らせします。


動けることになったことは良いことだし、思いがちゃんと言えることは元気な証拠です。

ならばその良いところを抑えるのではなく活用出来るような介護を考えて行きましょう!って。


拘束することが安全確保の術ではないと介護職は理解しています。


それでも思いもよらないケガをしてしまうこともあります。予測のできない動きをしてしまうこともあります。


しかし、その人の思いを汲み取ってケアにつなげてあげられたら少しでも落ち着きを取り戻してくれるんじゃないでしょうか。


介護施設は生活の場。


家庭の延長線上だと思います。


だからこそ、利用者さんの気持ちもご家族の気持ちも理解したいです。



一介護福祉士の考えですみません。


いつも拙い文書で思ったことを書いていますが、もっとわかりやすく伝えられたら世の中少しでも変わるのかな…と真剣に悩んでいます。


私の言葉ちいせぇ!!って思うけど

いろんな気持ちを抱えて頑張る利用者さんやそのご家族やスタッフさんや、その他の福祉に関わる方の世界にいつか少しでも風を流せますように。