前回までの再婚活への道のり↓





好きな子に『好き』なんて言えなかった思春期。


そんな私にスイッチが入ったのは高校に入った時だった。



9年間、そこそこ同じメンバーの中で生きてきた小中校生の頃とは違う全く違う空気の中に飛び込んだ。

多分その校舎の中で私と同じ中学だった子は一人もいなかった。


どう溶けこもう…。


初めて入るクラスの中には派手な子もいれば地味な子もいた。

派手な子たちはキャッキャとしてすぐに輪を作った。

たまたま私の席の周りにはほんわかした雰囲気の子たちがいて助けられた。



仲良くなると帰りはマックに寄ってお喋りをしてバイバイ。

高校生らしい毎日だった。



でも何かが引っ掛かる。


窓ガラスにうつる自分の姿に自信が持てない。

中学の時のようなテンションにもまだなれず、可愛らしい同級生と一緒にいると『いいな』と思ってしまう。


最初は慣れない学校生活で体重も落ちたが、それも2ヶ月も過ぎるとだんだんと元に戻ってきた。

思えばまだこの頃ダイエットなんてしたこともなかった。


ちなみに私は子供の頃から太っていて

中学で3桁に突入した筋金入りのおデブだった。


祖母に『大きくなれば自然と痩せるんだよ』と呪文のように言われたが全くならない。


子供の頃テレビで見た魔法少女のアニメのように
大人になったらみんな痩せる!!!と思っていたが…



そんな気配すらない。


それでもダイエットなんてしたことがないからどうしていいのか分からなかった。


女ってなんだ?

女らしいってなんだ??


高校に入って周りを見る度に現実逃避をしなくなった。



そんな私のダイエットのスイッチはある日突然押された。





高校に通い、友達と遊んで帰るためとにかくお金が必要だった。


『バイトしようかなぁ?』


と何気なく言うと、親戚の人が言った。


『あそこの結婚式場でバイト募集してるよ?

知ってる人だから言っといてあげようか?』



『ホントに!?ありがとう!!』



時給がいくらなのか、皿洗いとかどのくらいの量やるのかなぁ?

そんなことを思いながら指定された日にその式場に向かった。



1階のサービスカウンターで

『あの…バイトの面接で来ました』


そう言うとどこかへ電話をして『こちらへどうぞ』と案内された。


絨毯のひかれた廊下はドキドキにフワフワをプラスして益々心が高鳴った。

初めての面接。

初めてのバイト。


どんなふうなんだろう?



大きな扉の前に着くと案内してくれたスタッフが別の人を呼んできた。

担当なのだろうか?



話しながらこちらに歩いてくる。

私は喉の手前まで『よろしくお願いします』という言葉を用意してさて出しましょか!と息を吸い込んだ瞬間…



ふふふッ…


と笑った。


ふふふ?


頭も多分少し下げていた。

下からその人の顔を覗く形で顔を上げると



ねぇ、君にあの服着れるの?


少し上げた頭でその人が指をさす方向を見ると


ザックリとスリットの入ったチャイナドレスを着たお姉ちゃん達がこちらを見てクスクス笑っていた。




は?

『無理だよね?』


その言葉に私のスイッチはガッツリと押し込まれた。



『はい!無理です!!失礼します!』


歩いてきた廊下を来た時よりも強いGをかけ踏み付けながら歩いた。




絨毯が『ボスッ!ボスッ!』と音を立てる。



外に出た私の顔は熱くて熱くて湯気が出そうだった。




熱くて恥ずかしくて…悔しくて!



女ってなんなん?


可愛くなきゃダメか?


スリット入ったチャイナドレス着れなきゃダメか?


てか皿洗いじゃねぇのか!?


おい!皿洗いはねぇのか!?


いや…


あのチャイナドレス着てやるよ!

痩せてやるよ!

それで女って認めるんならやってやるよ!


私の人生初のダイエットはこうして始まった。





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お疲れ様ですニコニコ


今日も仕事で帰宅が遅くなっちゃって更新遅れましたー!


すみませんショボーン


コメント下さった方でこの婚活トークを待っていた方がいてくださって心から嬉しいのですがーお願い



まーぁ緩い気持ちで読んでやってくださいよチュー



あくまでも過去のことですし、恋愛に対してのリハビリみたいなものなので。笑



そーしーてー

仕事が忙しかった私は、休憩室にコップ持っていくの忘れて







ラッパ飲み。


今日も女子力ゼロだったyo。


明日は変わるのだろかー?


変われー!




明日に続く☆。.:*・゜