◎前回のお話
私立の2度目の受験の日が終わり、ソワソワしていた私たち。
息子にプレッシャーを与えないように、合格通知が来るまであまりその話題に触れないようにした。
またもしダメだったら…
息子の表情にはそんな言葉が見え隠れした。
私もいろんな学校を調べたりしながら次の対応を考えた。
合格通知が来るまではそれほどの時間はかからずあっさりとしたものだった。
私は息子に手紙を渡し、自分で見るよう促した。
息子は手紙を持って自分の部屋へ。
私はキッチンに立ち息子の反応を伺いながら待つ。
あの時のドキドキはたったちょっとの時間なのにとても長く感じた。
バタバタバタ!と息子が勢いよくキッチンに戻ってくる。
『お母さん!!合格!!!』
私に通知を見せながらさっきまでのテンションの低さとは全く違う、満面の笑み。
『やった!!よかったね!!!
頑張ったぁーーーー!!!』
息子は今までのテストの中でも最高点で合格する事が出来た。
それは、もちろんまだまだ低いラインではあるがそれだけでも息子と私にとってはこれまで3年間頑張ってきた大きな結果であり新たな第一歩の始まりだった。
受かったからには学校に手続きの為の入金もしなければならず喜んでばかりもいられないが
ひとまず家族一同安堵した。
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