◎前回のお話
私立の受験一本に絞った息子だが、2次受付となる単願の受験は1次と違い
1次→面接+2教科のテストで2次→面接+5教科のテストだった。
それに合わせて中学でも一般のテストを数回受けたが5教科の合計は合格点には到底満たないものだった。
例えば受からなかったとしてもそれはその時考えよう。
私と両親は本人にそう話していた。
県立の受験をしないことにした話をすると両親も『なんで!?』と言った。
『やってみないと分からないのにいいの?』
と、私と同じことを思っていた。
『そう決めたから頑張るのみよ。』
もちろん私も先生の言葉で県立の受験を諦めてしまった息子に『気にしないでやってみたらいいのに』とも思ったが
落ちてしまうかもしれない…
現に落ちてしまったと言う失敗体験が今までの辛かったことや自信を失くしてしまった経験と相まってチャレンジする勇気をなくしてしまったんだろうと思った。
もしかしたら私立だって危ういかもしれない。
でも
『受かったら高校では何の部活やろうか?』
と前向きな言葉掛けをするようにしていた。
家庭教師の先生ともラストスパート。
数学と英語以外は問題集を埋めながら解いてはいたが理解は不十分だった。
もし私立もダメだったとしても家族で支えるから心配すんな!そんな気持ちだった。
一生懸命働けば息子一人くらい学校に通わせられる。
学校なんていくらでもある。
だから何より自分らしく生きられる道を探せるように…
自分らしさを出せる学校に行けるように…
そしてまた私立の受験の日がやって来た。
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