◎前回のお話





夏休み中、2度目の私立高校の見学に行った。

1度見ているので今度は校内をしっかりと見るというよりはどんな学科があってどのくらいのお金がかかるのかを見た。


その高校には科がいくつか分かれていて
息子が通うとなると普通科か専門的な勉強をする科なのだろうなぁと思った。

資格もその科によって取れるものが違う。


学費は毎月3万円程度+バス代。
その他に年に何回か設備費などが取られる。

部活をやればその分部費がプラスされる。

安く見積もっても5万円はするだろう。


しかし、学費のことは心配だが
専門的な勉強をする科の方は入学してからの一学期は中学の総復習をしてから先に進むカリキュラムになっていた。

中学で学年通りの勉強が出来ていない息子にはありがたい。


公立か私立か…

両方にメリット、デメリットがあるだろうが入ってみなければわからない。


もし私立を選んだ場合、単願推薦となり面接と二教科のテストのみでの入学になる。

なので受け答えの練習と二教科を重点的に勉強することになる。


公立を選ぶと、私立は滑り止め扱いなので5教科テストを受けなければならなかった。

『どっちに行きたい?』

と息子に聞くと、中学の仲の良い子が行く公立高校が気になっているようだった。


さすがに息子の進路に関すること…
適当には選べない。

私は息子のいない時にお母さんに相談した。


『息子がね、県立高校に行きたがってるんだよね。私は受けないで諦めるより受けさせてみようかと思うんだけどどう思う?』

『やらせてみたら?』


最初から諦めるよりやった方がいい。

私もお母さんも同じ考え方だった。


『万が一落ちてもギリギリ行ける学校はあるよ。やってみてダメだったらまた考えればいいじゃない!』


『そうだね!』


息子の力を信じてみよう。
やらせてみよう。

いざとなれば学校はいくらでもある!


息子は

・12月に私立の滑り止めを受験する

・第一希望の県立高校を一般受験する

・どれも落ちた時は専門的な私立高校(滑り止めとは違う学校)を受験する


と言う選択をすることにした。


夏休み中悩みながら選んだ進路。

夏休み明けには先生との面談がある。


家庭教師の先生にも県立高校の受験にチャレンジしてみることを伝えた。


『一緒に頑張ろう!』と、息子と先生で握手をした。