◎前回のお話
1人で頑張らなきゃ…
私がどうにかしなきゃ…
思えば思うほど気持ちが焦って
喘息発作も度々おこす。
なんとか頑張って行っていた仕事も休むようになった。
余りに発作が酷い時は点滴1本でも落ち着かず手が震えることもあった。
休んでしまうことの弱さが情けなくてついくよくよしてしまう。
ある日、息子の言葉の教室が終わって息子を学校に送り届け、そのまま職場に行くと上司に呼び止められた。
『最近休みとか遅刻とか多いけどどうしたの?』
上司には息子のことをまだ説明しておらず働かせる側としては不安だったんだと思う。
しかし、その時悩んでいたことを言われ
いっぱいいっぱいになっていた気持ちが表面張力のように盛り上がって溢れ出たような状態になり涙がポロポロと出てきてしまった。
どうしてあげたら息子の学校生活が安定するのか…
先の見えない不安から精神的に押し潰され喘息発作がおきてしまっていること…
それでも働かなければ息子を育てていけないこと…
いろんな不安を話した。
上司は男性だったので頷く程度だったが、横で聞いていた事務員さんが泣いていた。
落ち込んて
泣いて
泣き止んで
励まされて
1歩進んで…
この頃はこの繰り返しだった。
冬も終わりの頃、ポストにチラシが入っていた。
何気なく見たチラシには
【ヘルパー2級養成講座】と書いてあった。
『ヘルパーか…』
もしかしたら私が福祉の勉強をしたら何か変わるかもしれない。
ちょっとだけ重い扉が開いたような気がした。
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