◎前回のお話



私の仕事と息子の学童保育が開始し、とにかく毎日がむしゃらだった。

仕事の流れや発注の仕方、荷造りのスピードももたもた出来ないし何より1日8時間の立ち仕事。

帰りはくたくたで息子のお迎えに行き夕飯の用意をする。


息子をお迎えに行くと誰かしら他の子も一緒に出てきて話しかけてきた。

心配していた様子も見られない。


息子に帰りの用意をさせ帰る。



『宿題終わった?』と聞くと


『ううん。』


『ん?学童でやらないの?』


『やる。』



家に帰りプリントを出させてから夕飯の用意を始める。


『終わった?』


と声をかけるが覗くと全く進んでいない。


『わかんない?』


と聞くと


『うーん…』と曖昧な返事。


ご飯を食べさせてから2人で机に座って宿題を始めた。


A4サイズのわら半紙。


息子に説明しながら行うが問題を理解できない。


概念が入らない…


1枚のわら半紙を終わらすのにかかった時間は2時間。


しかし理解が出来ているかは分からなかった。


幼稚園から小学校へ上がる際、特別支援学級を希望したが


その機能がない学校への入学を勧めらた。



不安はありつつもその言葉を信じて様子を見ながら働いた。



仕事に慣れてくると今度はもっと稼ぐため残業や休日出勤もした。


その間に息子の勉強を見た。

でも変わらず集中せず、理解したのかしないのか分からない表情でたまに全く違うほうを見てボーッとする。


『ちゃんとやりなさい!!』


毎日毎日2時間以上かかるこのマンツーマンの時間は地獄だった。


息子にこの量の宿題は無理だし、たぶん理解度からしてレベルも下げなければいけない。

私が怒ると息子は怯えて
怒ってしまう状況に耐えられなくて私は泣いた。


とうとう辛くなった私は先生に連絡帳で相談した。


【息子の宿題の量を減らしていただけないでしょうか。】



返ってきた返事は


【みんな同じ量をこなしているので息子さんだけ少なくすることは出来ません。】



私はため息をついた。



その後にあった保護者会の時に先生に呼び止められた。


『柏崎さん!』


『はい?』


『あの…お子さんの事で…』


宿題の量でも減らしてくれるんだろうか?


そう思ったら


『〇〇小学校の言葉の教室に通いませんか?』


と言われた。


『へ?』


毎週水曜日の午前中に同じ市内にある別の小学校へ保護者が連れていき授業を受けてくるとのこと。


『あの…教育委員会の方がコチラの小学校に入って下さいって言ったわけですよね?』


『ええ。』



『ならコチラの小学校でちゃんとした教育をしていただけないんですか?』


と聞いた。


『いや…でも…』


『わかりました、行きます。』


【マンツーマンならできるから】とこの小学校に行くよう言われて

たった2学期で別の学校の言葉の教室を勧められ


なんだかいい加減さとたらい回しにされているような嫌な気持ちになった。

 

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