◎前回のお話






旦那が出て行って1人で部屋に戻る。



何を話せば良かったのか…どんな風に話せば仲直り出来たのか考えた。



何を考えても頭が真っ白だ。




何も考えたくなくて布団に潜り込んだ。



それから毎日旦那にメールをした。



怒ってみたり



悲しくなったり



心配したり



息子の話をしたり…




息子の話を入れると返事が返ってきた。





帰ってきたことにより生きていることは分かったので探さなくはなった。



ただ毎日ケータイを近くに置く日々。




息子もさすがに毎日旦那が帰ってこない日々を不思議に思うようになっていた。



北側の窓に上っては旦那の車が帰ってくるのを待っていた。




『危ないからおりなー』



手を出すと息子は私にしがみついた。



だっこして下におろす。



『パパは?』



『どこ行っちゃったんだろうね…』




私も昼間は北側の窓にいた。



辛いことも多かった。



でも何故だか楽しい思い出を思い出す。



毎年行ったお花見…誕生日…


遠出は出来なかったがたまに旅行もした。



くだらない話もたくさんした…



なのに…なんで……





でも話そう…



借金ならどうにかまた返していこう…






そこからまた1週間が経ち、旦那は再び家に来た。



話し合いはまだ出来ずそのまま逃げられた。






こんなことをしているうちに息子の卒園式はどんどん近付いた。



親には



『ランドセル買ったの?』と言われた。




『ううん…』




『買いに行かないと』




『うん…』





私は旦那にメールを入れた。




【息子のランドセル。そろそろ買わなきゃいけないんだけど…】




するとすぐ返事が来た。



【次の日曜日買いに行こう】




嬉しくなった。



あぁ、ちゃんと子どもの事考えてくれてる。



大丈夫…きっと大丈夫…。




息子にもその事を伝えた。



『ランドセル買いに行くの??パパと?』



『うん!何色にしようね?』



久しぶりに本当に嬉しい事だった。



息子は日曜日を楽しみに過ごした。






日曜日。



息子は朝から北側の窓に上り外を見た。




『パパいつ来るかな?』




『お昼くらいかな?』




私も用意して待った。




お昼になってもまだ来ない。




『まだ来ないね?』




『そこに上って見てても疲れちゃうからテレビ見よう?』



と息子を下ろしたが息子は待ちきれずまた上った。





『パパまだかな…』















20時…



結局旦那は来なかった。



悲しさより怒りがこみ上げた。



私に嘘をつくのは構わない。




でもなんで息子に嘘つくんだよ!!



『ママ…パパ来ないね?』




私は出窓に立つ息子を抱きしめて泣いた。









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    ポッチャリ過ぎるシングルマザー芸人☆柏崎桃子

    2016-11-11 22:26:02

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