◎前回のお話
この頃の息子は数字が大好き。
言葉はうまく出なかったが1から10までの数字を何度も数えた。
1から10までが上手に数えられるので20まで教えるとすんなり覚えた。
団地の階段をのぼる時も
『いーち!にーい!さーん!』と数える。
『凄いねぇ!』
と言うと笑顔で繰り返した。
こうして2人で過ごしていると『私たち親子だけなら誰とも比べなくていいのになぁ…』と思う自分がいた。
比較したくない。
でもこれから大きくなって幼稚園、小学校と成長する息子を考えるとついつい焦ってしまう。
何より学校が大好きだった自分にとって楽しく学校に通って欲しかった。
言葉がゆっくりな息子の幼稚園選びを旦那と話し合い早めに始めることにした。
私の希望はなるべく少人数制の幼稚園だった。
今の息子を少しでも理解してくれてゆっくり見てくれる幼稚園。
私たちは市内の幼稚園、AとBを見に行くことにした。
Aはお寺で運営している長年やっている雰囲気の幼稚園。
Bは私も子どもの頃通っていた幼稚園。
9月の見学会にすぐ参加した。
A幼稚園は割と園児か多く、でも雰囲気はおおらかだった。
庭は少しノスタルジックで子ども達が走り回っているのを見るとちょっと昭和な雰囲気が感じられて落ち着いた。
それに比べてB幼稚園は生徒の人数が格段に少なかった。
見学当時、年少から年長まで混合で2クラスしかなかった。
英語の授業を見せてくれ、子ども達は楽しそうに参加していた。
『希望は少人数制なんだよね?』
旦那もうなずいてくれた。
B幼稚園の理事長も園長も私のことを覚えていてくれた。
今の息子の現状を話すと理解もしてくれた。
『うちは大丈夫ですよ!』
そう言ってもらえて私たちはB幼稚園への入園を決めた。
初めての集団生活。
つい厳しくなってしまう私が見るよりも成長するかもしれない。
淡い期待を込めて私たち家族は着々と入園の準備を進めた。
まさかの出来事が起こるなんて私たちはまだ知るよしもなかった。
コメントたくさんありがとうございます。
全て読まさせていただいております。
感謝しかない…
これからも誠心誠意書かせて頂けたらありがたいです。
どうぞよろしくお願い致します。