夜勤明け。

今起きました。


今朝方、利用者様がお亡くなりになりました。

私にとっては初めて施設で直に遭遇した『死』でした。

とはいえ、私が見付けたのはお亡くなりになった直後かと思われます。

トイレ誘導の声掛けの際に
『おはよう!○○さん、おトイレ行きましょう。』といつものように明るくベッド周りのカーテンを開けましたが全く動かず…

『どうしたのよー?朝だよ?』と肩を触るといつもなら『うーん』と大きな声を出して『いいよー』と言うのに全く言葉も発さず…

『○○さん!○○さん!』と何度も呼んでも返事がなくて恐る恐る口に手をやると呼吸なし…


急いでもう一人の夜勤者と宿直者に伝え、御家族、スタッフ、ドクターに連絡。


利用者さんの死亡確認がなされました。


寝る前には甘い飲み物が大好きな利用者さんにヤクルトを持っていき『美味しいなぁ』と笑顔で飲んでいたのに…

なんだか信じられない気持ちで残りの夜勤の時間を過ごしました。


朝、他スタッフが出勤してきてお亡くなりになったことを知ると

『昨日あんなに元気だったのに』と泣き出すスタッフもいました。


その利用者さん、私の二の腕をいつも触ってたんですよ。

『いーなぁ!お肉いっぱい!あたしはこんなに痩せっぽだぁ!』と言っては

『ほんじゃどこにお肉欲しいの?欲しいとこに付けてあげるから教えてみな?』と冗談を言っては笑っていました。

デイサービス時代からずっとずっと関わってきた利用者さん…

凄く凄く寂しいよ…あの時気がはって涙も出なかったけど今更出てくるじゃないか…

御家族と帰る際に、仲の良かった他の利用者さんもその方の死に間近で触れました。

もちろんショックは受けました…

ずっと泣いていました…

でも顔も見ずにさよならよりずっといいんじゃないかと思うのです。

このような時、他の施設はどうするんだろう…

利用者さんに対して『死』を隠すか隠さないか…


凄く考えさせられる今回の看取りでした。


利用者さんにはたくさんのことを教わります。

私はより多くの利用者さんをもっともっと笑わせられる人間になろうと思います。



今朝、どうして自分は自分として生まれてきたのかな?ってスタッフ同士で話していました。


私の場合
誰もが忘れない為にこんな体で生まれてきたのかもな?なんて思ったりして…

だってこんな真ん丸な顔、なかなか忘れないでしょ?(笑)

この利用者さんも言ってました。
『お姉ちゃんの顔は真ん丸だなぁ』って。

そう言いながら手を繋いでいた方がパッと消えちゃうのはやはり寂しい…

皆様を笑顔にする為、もっともっと頑張って行かなきゃな…と思う夜勤明けでした。

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