プロパガンダ40の手法について解説します。
何が真実で何が正しいのか判断する時に確認。兵庫県斎藤知事のメディア対応や高市総理大臣メディア対応を改めて確認するとメディアが公平中立ではないことがよくわかります。
【A. 映像的手法】
1. フレーミング（Framing）
見せたい部分だけを切り取り、他の事実を排除する。
2. カメラアングル操作
見上げる／見下ろす角度などで権威・弱者イメージを演出。
3. 編集による時系列改変
順序を入れ替えて因果関係を偽装。
4. 対比編集（Juxtaposition）
異なる映像を並べ、無関係な印象を結びつける。
5. BGM・効果音操作
感情的反応を誘導する音を挿入。
6. テキストと映像の不一致
字幕・ナレーションで印象を上書き。
7. スローモーション／拡大映像
誇張的に「印象的瞬間」を強調する。
8. 文脈切除（Context Stripping）
前後関係を省略して意味を歪める。
9. 象徴の利用（Symbolism）
旗・色・服装・背景物で感情を喚起。
10. 群衆心理の演出
大勢の賛同者・拍手・行進を映し「多数派」印象を作る。
【B. 言語的手法】
11. レッテル貼り（Name Calling）
特定の言葉で相手を否定（例：「売国」「反日」「危険思想」）。
12. 美名転化（Glittering Generalities）
抽象的で美しい言葉（自由・平和・改革など）を乱用。
13. 転移（Transfer）
人気の人物・象徴・価値と結びつけて印象を借用。
14. 証言利用（Testimonial）
著名人や専門家の発言を利用して正当化。
15. 庶民アピール（Plain Folks）
指導者が「あなたと同じ立場」と装う。
16. 選択的事実提示（Cherry Picking）
都合のよいデータだけを提示。
17. 繰り返し（Repetition）
同じスローガンや映像を何度も流し、潜在意識に刷り込む。
18. 偽の均衡（False Balance）
明らかに偏った意見を「両論併記」として扱う。
19. 偽の因果関係（False Causality）
時間的近接を因果関係と誤認させる。
20. 曖昧表現・婉曲語法（Euphemism）
「戦争」→「特別作戦」など、印象を和らげる。
【C. 心理操作的手法】
21. 恐怖訴求（Fear Appeal）
脅威や不安を強調して従わせる。
22. スケープゴート化（Scapegoating）
問題の責任を特定の個人・集団に押し付ける。
23. 集団同調（Bandwagon）
「みんなが支持している」ことで同調圧力をかける。
24. 偽装中立（False Neutrality）
中立を装いながら一方を支持。
25. 情報過多（Information Flooding）
膨大な情報を流して本質を埋没させる。
26. トロール的誘導（Astroturfing）
ネット上で一般人を装い、世論形成を演出。
27. 感情の連鎖利用（Emotional Contagion）
怒り・悲しみの映像で共感を誘発し、理性を奪う。
28. 反復的条件付け（Conditioning）
特定の言葉や人物に「良い／悪い」印象を繰り返し紐づける。
29. 敵味方構図（Us vs Them）
「我々」と「彼ら」に二分して対立を煽る。
30. 希望訴求（Hope Appeal）
将来の理想像を提示して支持を集める。
【D. 統合・演出型手法】
31. ストーリーテリング（Narrative Framing）
物語構成で「善悪・勝敗・救済」を描く。
32. 擬似ドキュメンタリー化（Pseudo-documentary）
“リアル風演出”で虚構を真実のように見せる。
33. 感情編集（Emotive Editing）
映像リズム・光量・BGMで情動を操作。
34. 統計演出（Visual Statistics Manipulation）
グラフ軸の切り方などで数字を誇張。
35. 沈黙の利用（Omission Propaganda）
報じないことで存在自体を消す。
【E. 戦略的構成】
36. アジェンダ設定（Agenda Setting）
“何を報じるか”を決めることで、関心の方向を制御。
37. ゲートキーピング（Gatekeeping）
情報の通過を管理し、不要な真実を排除。
38. フット・イン・ザ・ドア（段階的誘導）
小さな同意を積み重ねて大きな信念に導く。
39. 偽旗作戦（False Flag）
他勢力を装って事件を演出し、世論を誘導。
40. メタナラティブ構築（Meta Narrative）
長期的な物語で社会全体の認識を変える。