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突然ですが木曽三川治水工事ご存知でしょうか。

木曽三川治水工事は、日本の土木史上最大の難工事。木曽川、長良川、揖斐川の三つの川の治水を目的として行われました。これらの川は、特に洪水が頻繁に発生し、被害が大きかったため、治水工事が必要とされました。

宝暦3(1753)年、幕府は、木曽三川の治水工事を薩摩藩に命じました。藩士たちの必死の働きにより宝暦5年に工事は完成したものの、多くの藩士が非業の死を遂げました。藩士たちは岐阜・三重県下14ヶ寺に埋葬され、工事総奉行・平田靭負ほか24人がこの地に眠ります。

再びふるさとの地を踏むことなく、犠牲になった薩摩義士の思いは察するに余り有ります。


工事は、堤防や河川の改修、流れを整備するなどの他に類を見ない超難工事が薩摩藩によって行われ、洪水被害を減らすことに見事成功しました。分流工事を完成させた堤に九州から持ち込まれた松の木は薩摩藩士により1本1本大切に植えられた松の木が逞しく並んでいる。千本松原という場所Googleマップで検索すると見つかるかと思います。薩摩藩士達がふるさと九州の松の苗木をこの地に植えた思い、その歴史を知ることで胸が熱くなる。薩摩藩は幕府からのイジメとも言える難工事をこの地に暮らす民のために見事に成し遂げた。それが薩摩藩の名を後世に刻み、完成した堤は今も水害から多くの生活を守り抜いている。


民の命を守るために莫大なお金を使い難工事を行った薩摩藩士たちは今の自民党裏金議員たちの姿や日本社会を見てなんと思うだろう。金や権力、科学技術、土木技術はどこに使うのか、困っている民を救うために国家権力を使う政治であって欲しい。裏金をせっせと集めて民の貧困が進む政治家達がこの国で生きる人々を守れるわけが無い。大きな地震などの自然災害で苦しむ国民の命、国は権力で守ってくれない、自分達で生き延びろと言っているようなもの。自分自身含め、未来の日本で生きる人々、子供達が不安になるような悲惨な国にはしたくない。


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