5月12日


いよいよ待ちに待ったお楽しみの時間が近づいてきました


データ放送のニュースでも鵜飼開幕の記事があり
それだけでテンションがあがってくる!
どんどん暗くなり
金華山の岐阜城もライトアップ

鵜飼開始予定時刻は19時45分頃から
開始時には花火が4発あがるという

外に出てみたけれど雨はやまず
傘をさしながらの観覧です
お宿の目の前は鵜飼のベストポジションなのです


遠くにオレンジ色の光が見えてきました
鵜飼の舟です
花火が4発あがり鵜飼スタートです

上流からゆっくり川の流れに任せて下ってくる鵜飼の舟
その舟と並行するように観覧船も一緒に下って行きます

写真じゃわかりにくいけれど鵜が一生懸命に鮎を捕まえます
岸からだと距離があるから近くで見れないのが残念
もっと岸に近い場所での鵜飼だと期待していたので本当に残念です
やはり観覧船に乗った方が目の前で見られますよね
お金も払っているのだし……

岐阜城と鵜飼の舟

この日は6つの舟で鵜飼をされていました
ラストは6つの舟が集まって総出で鮎を追い込みます

再び岐阜城と鵜飼の舟

総追い込みはまさにベストポジション!
距離はあるもののお宿の目の前で繰り広げられる伝統に圧倒されます

鵜もさっきよりは肉眼でハッキリ見える

かがり火に照らされた水面と鵜のシルエット
幻想的な光景に鳥肌ものです
追い込みながらゆっくり下流に下って行きました

本当に凄かった!
そうそう!鵜匠は宮内庁の宮内庁式部職鵜匠として拝命されているんだって
格式ある伝統の漁に感動!

しかしまだこの感動は終わらなかった!


さぁ目の前のお宿に戻ります

なんとこれから皇室に献上する鮎を選定し箱に詰める作業がお宿の1階で行われるのです
見学は自由です


取れたてほやほや鮎を氷と一緒に

真空パックにし

発泡スチロールの中へ

発泡スチロールの箱を桐の箱に入れ

白手袋がまぶしい

白い布で丁寧に包みます

丁寧に、丁寧に

それを紙袋に入れ担当の方に手渡して終了
箱が3つあったのは
県知事
長良川鵜飼
あと市長?だったかな
要はその方々からの贈り物ですよ、のようです
詳しくは聞いてないからわからないけどそんな感じでした
あいまいでスミマセン

手元アップにしてみたら
長良川産 献上鮎 岐阜県知事
って書いてあるね

凄い貴重な機会に泊まれた事ありがたく思いました


お宿の浴衣
鵜にくるまれながらの就寝です……


5月13日の朝
昨夜からずっと続く雨……
岐阜城が霧に包まれてました

鵜飼の舟に目をやると
舟に溜まった雨水を汲み出していました
鵜の世話だけでなく舟の様子も見に来てしっかりと管理されていらっしゃいました
こういう管理があってこその長良川鵜飼なのだと
心から感謝するのでした


この2泊3日の岐阜旅では毎日、何かしらの形で鵜飼の話題
開幕日の様子が流れていました

開幕日は岸にも、ものすごい数の観覧客だったようです
土曜日だったのと天候に恵まれていたのもあるかな

そう考えると
鵜飼2日目で日曜日で雨
しかも皇室献上品の様子も見られたのだから
良かったのかも
観覧客、岸にはちらほらしかいなかったしね
傘さしながらの観覧だったし
空いていて本当に良かったです

朝ごはんも食事会場にて

優しいイラストで朝食の紹介されていました

朴葉みそが食欲をそそる朝でした


鵜匠の家 すぎ山さんでした