俺はあの時一目惚れだった










チャ「んーーー

 先生

 いつ下校できるんですかぁ〜」


 僕は大きく伸びをしながら

 先生に問いかけた



 先生はチラリと窓の外を見た

 窓の外には

 屋上から足を出して座るチョンユンホ

 その下には

 警察隊がマットを引いて待機していた 




先生「シム

 今は読書時間だ

 本を読まないのなら

 大人しく寝てろ


 今

 お前たちがのうのうと下校したら

 あのチョンを刺激しかねないだろ」



 先生が顎をヒョイとした先




 将来有望なサッカー選手だった

 チョンユンホ

 怪我で二度とサッカーができなくなった

 屋上から飛び降りる気なのか

 足を投げ出して座っていた



チャ「はぁーーー」



 僕は立ち上がると教室を出た









 空が綺麗だなぁ〜

 俺は屋上に座って

 空を眺めていた


 気持ちのいい空気を乱すのは



 だれかの声



刑事「チョンユンホ君

 君はまだ若い

 サッカー以外にも楽しいことは

 見つかるよ

 だから


 な


 こっちに 

 こっちにこい


 な?



 っておいお前は誰だ!!」



 刑事の声に振り返ると

 こちらに向かって歩いてくる

 イケメンがいた


 イケメンは俺の横に座った

 下から悲鳴が聞こえた


チャ「へぇ〜

 屋上って気持ちいいのな」





ユ「誰


 お前」



チャ「サッカーしかしてないにしても

 同級生の顔ぐらい

 覚えてろよな


 6組のシムチャンミンだよ」



ユ「あ〜

 すまないな」



チャ「いいさ

 チョンはサッカー一筋だったもんな


 で

 サッカーできなくなったから

 飛び降りるの?」



ユ「いや

 

 ただ

 空を眺めていたかったんだ


 そしたら


 これだ」



チャ「だったらもう

 空は堪能しただろ」



 僕はチョンに手を出して

 チョンはその手を握り立ち上がった



チャ「僕達は若い

 先のことを決めるには早いし

 バカなことをやっても

 笑って済まされるさ」





ユ「そっか」



チャ「そう

 

 だからさ

 一度くらい

 死ぬぐらいバカなことやってみなよ」



 僕は

 チョンの体を

 トン

 と軽く押した



 チョンの驚いた顔が

 小さくなって行き

 下からは悲鳴が聞こえてきた



 屋上から

 下を覗くと

 マットのど真ん中に

 チョンは寝ていた



チャ「ナイスイン」

 


 









 韓国ドラマ

 ハピネスですからですが

 どう変化していくやろ🤔

 あちらはもちろんBL要素なしです