7月7日(日)

今日の朝の体調。spo2安静時 84〜92 脈拍110

少し息苦しい。胸と腹の圧迫感。ふら付き。

頭が重い。胸痛。

また更に腹が出てきた?腹水では無いのでなんだ

ろう?胸水が横隔膜を押してるとか言ってたよう

な気がする。


昨日の昼間から常に酸素を吸うよう指導を受けて

ベッドからの移動も極力中止。

シャワーはギリギリ許可になった。

横になるとspo2が86と下るので、夜も酸素は吸い

ながら寝ることになる。今のところ少し歩くだけ

でspo2は82〜86。77の時もあるがそれでも体感は

苦しくない。

人により93でも苦しいと言う人がいるみたいだが、

90を切ると医療者は心配になると言っていた。

だからなのか?病室に看護師が様子を見に来るよ

うになり、苦しくないか聞かれるけど、日頃の

トレーニングでspo2が80〜70後半になる事がよく

あり低酸素の体にも慣れようとトレーニングして

いたと言うとそれは絶対に止めるよう注意された。


残り3日、リコモジュリンの点滴を打って、血栓が

溶けて、血小板が10万まで上がれば、アブラギ

サンのリチャレンジだが、また血小板が下がれば、

次の治療はストップとなり積極的治療は終了とす

るか?の話になるだろう。


主治医とも話したが、行けるところまで行こうと

思うが、叩いて響く治療なら良いが、効果のない

事を長い入院をしながら 進めるのは疑問。

11次治療に入り、体の状態も以前より悪い。

血栓で脳梗塞。脳転移も今まで、50箇所以上治療。

骨転移も放射線で数カ所治療。副腎も右側を放射

線で治療して左のみ。肝臓に転移。癌性胸膜炎。

癌性リンパ管症。満タン胸水。右肺は全部

潰れて無気肺。今度は心臓の下大静脈を押して

血管が狭くなっている。

何をしても良くならず毎日、悪くなる体感は

正直疲れた。でも、何故か死ぬ気がしない。


現状を回復できるような効果のある抗癌剤も

あまり無いし、DICとなった今、4剤使う事は出来

ない。人生、何が起こるか分からないので諦めた

訳では無いが、先の事も考えなければと緩和ケア

病棟の見学にもいった。思ったよりも部屋は明る

く綺麗で、制限が緩い。(少しならタバコ、酒ok)

人生最後の場所になるんだから、規則だらけでは

つまらないよなと納得。

家族に負担はかけたくないので、理想は自宅で

身の回りの事が出来るまで過ごしてその後、緩和

ケア病棟を希望している。


緩和病棟を見学してから病室に戻るとやはり、

残される妻と中学3年の長男と中学1年の娘の事が

心配だ。

自分は死ねば終わりだから、苦しもうがどうでも

いいけど残された家族のことを思うと、とてつも

なく不安になる。

妻一人に全て任せることになってしまう

死別後の生活って想像がつかない。

たくましく生きて行くと思うけど、困った時に

助けられないと思うと、夫、親として切ないな。

せめて娘が18才になるまで、後5年 生きたい。

かなり厳しい状態となってきたが、一般家庭と

同じように生活をして行きたい。


明日は、主治医の診察があるから、何か動きが

あるだろう。