2004年5月に現れたニート彗星(C/2001 Q4)です。

太陽から10AU(土星の軌道に近い)くらいで発見され、

標準光度が3.5等でハレー彗星並みの大きさがあり、

近日点距離は0.96AUで

地球にもかなり近づくということで期待されました。

しかし太陽に近づくにつれて増光が鈍り、明るい時でも3等程度でした。

写真は戸隠高原まで出かけて撮ったものです。

標高1000mの空でしたが、プロキオンのそばで光度3等で肉眼でわずかに3度ほどの尾が見えました。

カメラはマミヤ645にレンズは210mmF4でビクセンフォトガイド2にて追尾撮影です。

フイルムはネガのフジカラープロ800。

撮影日は2004年5月11日です。

 

 

2枚目はその4日前の5月7日旧上川村での撮影です。

肉眼で尾引いた彗星が見られるかと思ったらこのような姿でがっかりでした。

この時は肉眼で光度3等と見ましたが、尾は見えませんでした。

右下の明るい星はシリウスです。

カメラはペンタックスKXにレンズはFAスター85mmF1.4。

 

 

 

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