きょうのMPECを見たら気になる彗星がありました。

 

アトラス彗星 C/2024G3 です。

 

近日点通過が2025年1月13日で近日点距離が0.09AUと

かなり太陽に近づきます。

ステラナビゲータでシミュレーションしたところ、

彗星はほとんど天の南にあって近日点通過後もすぐに南下して

北半球からはほとんど観測できないことがわかりました。

2025年1月17日で日没1時間後の高度が地平線下3度では困難と思います。

観測条件の良い南半球でも同条件で高度0度で光度2等ほどです。

その後太陽から離れて見やすくなりますが、急速に暗くなります。

元々標準光度が9等と小さい彗星なので崩壊消滅するかもしれません。

 

ただ2007年1月のマックノート彗星のように大化けする可能性もありますが、

マックノート彗星は当初の標準光度7等だったので期待はできないかもです。

少しでも予報より明るくなれば、南の大彗星となって space wether の

ギャラリーを賑わすかもしれません。