夏の暑い日…
上着を脱いだ子供達
 
みんな白いユニフォームを着てたから、誰かが誰かのを着てしまったから小さい騒ぎが起こった。
 
小さい騒ぎを一喝するコーチ。
 
『あんたらな!ちゃんと名前を書かなあかんやろ!!自分のってわからな困るやろ』
コーチのごもっともな言葉に私は頷いた…
 
午後の練習に控えて『自分のモノだとわかるように』と私は名前を書いた…
 
何度か練習を重ねるうちに洗濯機で洗われた練習服は白くなっていった。
 
そうして私が書いた文字は薄くなって行ってしまった。
 
そして…また練習の日になった。
 
そして私はまたマジックで消えた服に文字を書いた…
『G』と書かれた服は阪神ファンの弦樹の機嫌をすこぶる損ねてしまった。
 
弦樹のG
GENKI
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『僕はジャイアンツファンか!?こんなん着れるか!!』と私に投げつけた。
 
カチン
何かがキレる音がした。
そう…
堪忍袋だ
 
どうやら、口の部分がキレたらしい。
 
こうなると誰かが堪忍袋を締めないとダメだ。
 
でも私の怒りは収まらない。
 
収めようがないまま、私は左手に黒いマジックを握り締めた。
 
書いてやる!!
書き殴ってやる!
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そしてようやく書くだけ書いて怒りは収まった。
 
そして午前中の練習を終えて私が服をたたんでいたら私たちの親子喧嘩を見ていた、母さんがあらたにマジックで書いてくれた…
 
 
母さんありがとう
そして母さんは私に一言言った。
 
GENって書いたから!もう、なんも言うてこやへんに!!
安泰の安・純粋の純-111002_1314~02.jpgもうどうにも止められねーぜ!!