地震から4日目です。
地震酔いでいまだにクラクラ&フラフラするものの、とりあえず無事に過ごしています。
この4日間をつらつらと・・・。
発生時はお店におりました。
ようやくランチの片付けが終わりかけた頃、ミネラルウォーターを補充しようとした時にフラフラしました。
「あらあら疲れてるね僕」と思った瞬間、大きな揺れが来ました。
冷蔵庫の隣には、グラス棚が二つあります。
慌てて両手で片方ずつの棚を押さえました。
揺れはとても長く、高いグラスの棚のブルゴーニュグラスがいくつか倒れました。
ガラス戸付きなので落ちず、割れずに済みました。
揺れが止まり、店の中を皆でチェック。
テーブルのグラスは転がり、他の場所にあったグラスはいくつか割れましたが、被害は微少でした。
しかし、自分自身は頭がクラクラ。気持ち悪い。
地震酔いという言葉を初めて聞きました。
それからはひたすら情報集め。
ツイッターではすでに沢山のツイートがあり、ニュース系アカウントをいくつかフォロー。
こんな日でもお客様はいらっしゃいました。
結局いつもと変わらぬ時間、零時頃まで勤務。
ネットで小田急の運休、京王の復旧を確認し、渋谷へ。
狛江に住んでいますが、京王で国領へ。そして徒歩orタクシーと考えてました。
渋谷は乗客でごった返してました。秩序はあるようでない状況でした。
京王の入口から長蛇の列で地下鉄や東急、JRの改札方面へ回され、ようやくUターンして改札に向かいました。
しかし、京王の乗客誘導はかなりズサンでした。
しっかり並んで我慢している僕らがいる中で、警備員や警察官は横入りを黙認していました。
本来一番後ろに並ばせるべきですが、他の路線から降りてきた乗客が大挙して列に向かってきてはどうしようもありません。
このあたりを全くコントロールできませんでした。
いや、しようとしませんでした。
正直者がバカを見るとはこのことで、一部報道で「日本人は混乱することなくしっかり列に並んでいることに驚嘆する」なんてコメントがありましたが、全くそのようには思えません。
杖をついている僕も何度もひどく押されて転びそうになりました。
ホスピタリティはほとんど感じませんでした。
皆、自分の事で必死です。
結局、途中で小田急が復旧し下北経由で帰宅。2時間半ほどかかりました。
12日土曜は公休。
2ヶ月に一度のレミケード点滴でした。
その後、修理に出していたレグザフォンを受け取り、少し買い物へ。
あまり混乱してはいませんでしたが、一部ミネラルウォーターを買い占めている人がいました。
お店では、披露宴を2件承っていましたが、お昼はキャンセル。
夜は、人数が減ったものの開催されたそうです。
13日は通常勤務。
昼も夜もキャンセルは多く、ほぼ満席だったのが半分以下。
それでもお越しいただけたお客様には楽しんでいただきたいの一念で勤めました。
こんな時にフレンチなんてと思われる方もいるかもしれません。
お迎えする僕たちも複雑な気持ちであることには、間違いありません。
でも悪夢をしばし忘れたいと思っている方もいるでしょう、恋人の顔を震災以来見る人もいるでしょう、友人の顔を見てホッとする人もいるでしょう。
いろいろ意見はありましょうが、レストランはそんな場所としても大事なのではないでしょうか?
お店としては、庭の大きなスポットは消しました。通常ご見学いただけるようにつけている個室の電気も消しました。ご予約のお客様が全て入店された後はホワイエの電気も消しました。しばらくはバー、ラウンジの深夜営業は自粛します。残業をすることなく、少しでも節電に努めています。
14日は、ワインスクール井上塾の都合でお休みにしておりました。
しかし、休校。
計画停電も始まります。電車も運休が多い。校長の正しい判断だったと思います。
私自身は、自宅でおとなしくしておりましたが、少し食料品の買出しに行きました。
ガソリンを入れようとすると、すべてのスタンドがクローズ。
ぐるっともう一周してみるとちょうどタンクローリーが到着。
なんとか20ℓ確保しました。
スーパーでは、混乱している様子はありませんでしたが、1階の食料品&医療品売り場のみの営業で17時半クローズでした。
カップ麺や卵、牛乳、パスタ、ソース類などは既に売り切れ、棚もスカスカで売り切れのもの多数でした。
乾電池は、コンビニも含め近所はどこにもありません。
懐中電灯やランタンも見当たりません。
我が家には、電池のストックも懐中電灯もありませんでした。
少々、危機感のなさに後悔。
明日の営業についてプルミエ・メートルドテルから連絡がありました。
予約が激減。
ランチは1件のみ。ディナーは全てキャンセルとのこと。
もし小田急が今朝のように運休ならば僕はお休みにとの事。
お客様も身動き取れないのでしょう。
ただこれが続くとお給料でませんね。
その点は切実です。
それより計画停電ですが、あるワインバー、ワインレストランの方がつぶやいていました。
「9:20~13:00、18:00~22:00」にはまってしまった飲食店は100%廃業ですね。
まさにその通り!
東電はもう少し考えて欲しいですね。
今日は、遅ればせながら昨年お邪魔した東北のワイナリーの方々へメールしてみました。
まだお返事はありません。
無事であることを祈って已みません。
節電以外にも何かできる事があればいいのですが。
いまのところ、僕はいつも通り、レストランでお客様の笑顔を1つでも増やす事に努めることくらいです。
こんなときこそ、笑顔の自粛は不要でしょう。
お店での幸せな時間が、明日への糧になれば幸いです。
誰かがツイートしてました。
今年の一文字を「揺」とか「波」とかにしない。「愛」の一文字にさせよう。
すぐさまリツイートしました。
今年の一文字が「愛」となりますように。
