ここ数年間、病院と施設を行き来していた父の容態が急変し、10月10日の朝、あの世に旅立ちました。

  早朝だつたので、当日は間に合いませんでしたが、二日前に病院の先生から連絡をいただいて、面会していたので、後悔はありません。

 

 

 父は、地方の公務員を長年務め、中央の長期研修にも選抜されるほど優秀でまじめでした。

  そんな父が二十代の頃、田舎で働いていた若き日の母に一目ぼれし、ラブレターを出して積極的にアタックし、田舎に家を建て、そして母と結婚しました。その場所は、田舎ながら母の実家や小学校にも中学校にも近く子供の通学に便利で、父の好きだった囲碁でいうと、碁盤のまん真ん中で、地域の天目(てんもく) の地に、借金をして新居を建てました。

 

 父は酒が好きで時々泥酔していましたし、短気で誰とでも喧嘩し、特に権力にも反抗していたので、出世はしませんでした。しかし、家族にはやさしく特に母にはやさしく、一途で浮気の話は聞いたことがありませんでした。

   高齢になっても、母と同じ施設にはいるほど、仲のいい夫婦でした。父が入院のため、病院にうつるまで、ずっと一緒でした。

 

 私にも、一途なところは父と同じてすが、積極性で父に勝てず、せっかく女の子とデートしても「まじめですね」と言われ、なかなか交際には、発展しませんでした。その点、父は母だけに一途で、積極的で、数十年間、家庭を守った父を尊敬しています。

 

 

<病院で酸素吸入中の父>

 

 

 <父が亡くなった日の西の空>

 

  家族葬で、小さなお葬式を開き、自分が喪主になって、父の骨をひらった今でも、父の死の実感はありませんが、少しずつ心の中で、悲しみと寂しさが溜まっていくのを感じています。

 

「蓮(はす)の花   すべての涙に 耐えて咲く あの頃の風 あの頃の夢」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<天国に咲くという 蓮(はす)の花>