9月12日夕方、東京日野市の公園を散歩していた36歳の男性が、落ちてきたイチョウの枝にあたって死亡しました。

 イチョウは、銀杏(ぎんなん)のなる木としても知られ、現在残っている中では、世界最古の木の一つです。生きている化石として、国際自然保護連合のレッドリストに指定されています。

 

 事故が起きたのは、「多摩平第二緑地」のイチョウ並木で、イチョウの樹齢は60年あまりで、一番高い枝は、10m以上の高さから折れて落下し、その下の枝も次々と折れて、たまたま通りかかった男性が下敷きになったそうです。

 

 

 

 専門家の話ではイチョウは銀杏の実をたくさんつけるので, 秋になるとその重さで折れやすくなるそうです。でも、銀杏の実の一つ一つは、軽いし、イチョウには、大気汚染や火災に強い特性があり、関東大震災の延焼をイチョウが防いだとも言われています。

 

 たまたま、通りかかった時に、イチョウが折れて亡くなったのは、不運としか言いようがないですね。

 「秋は、イチョウ(胃腸・銀杏)の調子が悪くなるということですかね。(人が亡くなっているので、笑えませんが)

 

 最後に、与謝野晶子の歌を一つ。

 

 

 

 

「 金色の ちいさき鳥の かたちして 銀杏ちるなり 夕日の丘に 」