台風10号(サンサン)は、当初の予想より西よりに進み、週明け(8月28日~29日)には、西日本(九州~東海)に接近・上陸する可能性が高まっています。

 

 気象庁の観測では、8月26日0時現在、台風10号(サンサン)は、日本の南海上(北緯26度30分, 東経135度40分)にあって、西北西へ30キロのスピードで進んでいます。中心気圧は980hPa(ヘクトパスカル) 、中心付近の最大風速は35m/sで強い勢力を保っいます。 中心から55kmの範囲では、風速25m以上の暴風域を伴っています。

 

 この台風10号は、北西方向へ進み、8月28日から29日にかけて、九州の南で北東方向に向きを変え、四国から中国・近畿にかけての太平洋岸に接近・上陸し、その後本州を縦断し、日本海沿いに北陸・東北・北海道に29日から31日頃、接近する見込みです。

 

 25日夜からは、関東・東海・四国などに、「記録的短時間大雨情報」や「大雨警報」「土砂災害警戒情報」が出されるなど、西日本から関東にかけて、影響が出始めています。大雨や暴風の備え(備蓄・避難方法の確認・停電の準備など)や交通機関の混乱などにも備えてください。

 また、今後の台風情報に注意してください。

 

<台風10号の進路・勢力 8月26日0時現在 気象庁>

 

 

 

<台風10号の雲の画像 8月26日0時現在 気象衛星ひまわり>