今日、3月10日の天気は、北陸より北は雪も、その他は概ね晴れます。しかし、夕方以降は下り坂で、九州から次第に雨や雪になります。気温は全国的に低くなります。

 それでは、昨日、3月9日のアメダス観測記録です。
 日最低気温は、1位が北海道旭川市の江丹別(えたんべつ)で、ー24.0度です。ベスト10は、10か所全部が北海道で、10位の記録は、ー20.4度と、まだまだ真冬並みです。

 一方、日最高気温は、1位タイは、沖縄県北大東村の北大東(きただいとう)と、東京都小笠原村の父島(ちちじま)の2か所で、20.5度です。
 ベスト10は、1位タイの2か所を含め、沖縄県が8か所、東京都(父島)が1か所、鹿児島県(天城)が1か所で、10位の記録は、19.8度です。
 
 続いて、目立った観測記録です。
 日最大瞬間風速は、新潟県佐渡市の両津(りょうつ)で、西北西の風が30.3m/sです。
 日最深積雪は、1位が、青森県青森市の酸ケ湯(すかゆ)で、332cmです。
 24時間降雪量の1位は、群馬県みなかみ町の藤原の48cmです。


 明日は、2011年3月11日、東日本大震災から13年になります。震災前から群馬大学の片田敏孝教授の指導で、津波避難訓練を繰り返していた岩手県釜石市の中学生は津波の死者0人で、「釜石の奇跡」と言われています。
 その生徒たちが、実践した津波避難の三原則は、「1.津波の想定にとらわれずに避難せよ」
「2 人間は自分だけは助かるという偏見(正常性バイアス)があるが、避難に全力を尽くせ」
「3 先頭に立って、子供や老人に避難を呼びかける率先避難者たれ」と、言われています。
 これを実践した子供たちは、自分の命はもちろん、下級生や近所の老人の命も守ったと言われています。

 


<大きな津波被害が出た仙台平野にたつ「東日本大震災の慰霊碑」>