あったカフェの話。今回は、「カフェ・デ・モンク」を紹介します。

カフエ・デ・モンク(Cafe de Monk) の「モンク」は、英語で僧侶のことで、「文句」もかけているそうです。
宮城県で生まれた移動式喫茶で、「カフェでお坊さんが、みんなの文句を聞きます」というのがサブ・タイトルだそうです。

平成23(2011)年3月11日の東日本大震災の被災地で、遺体を弔う読経ボランティアをしていた宮城県栗原市のお坊さんが、「生きている人の心のケア」をするために始めたものです。

<写真:宮城県の被災地(家屋が津波で流され道だけが残された)>





 お坊さんたちは、軽トラックに道具を積んで、宮城・岩手・福島の各県の被災地を回り、移動式の「お坊さんの喫茶店」を仮説しました。

 そこで、無料のコーヒーを飲んでもらいながら、被災者の悩みや文句を僧侶(モンク)が聞く、「カフェ・デ・モンク」のボランティア活動が行われるようになりました。


 消息不明の家族の話や、苦しい被災生活のこと、中には被災地で夜な夜な出る幽霊の話まであるそうです。
 「生きているものが、しっかり頑張れば、幽霊も安心してあの世に行けますよ。」と諭したりもしたそうです。




  この活動は、地元のFM局の番組になったり、本にもなっています。
  そして、次第に、全国に広がりつつあります。


  たとえば、お坊さんの本場(?)京都では、「京都カフェ・デ・モンク」が開かれ、やがて、「居酒屋・デ・モンク」にもなりました。


 一方、熊本では、お坊さんだけでなくキリスト教の神父さんも加わり(英語のモンクは、もともとキリスト教の修道士の意味です)、心のケアにあたる「九州臨床宗教師会」のメンバーが無償で、「くまもとカフェ・デ・モンク」を開催しました。


 仏教とキリスト教の枠を超えた「カフェ・デ・モンク」のような取り組みが、世界に広がり、イスラム教なども含めた平和活動になれば「いいね!」と思うのは、私だけではないと思います。