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その3【 最後のセットリスト 】
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南友里さんのラストワンマンライブは、
「昔からのファンには懐かしく、新しい
ファンには昔も知ってもらい楽しもう!」
をコンセプトに、
10年間の活動を盛り込んだ内容の
ライブになりました。
全ての曲には必ず何かしらの想いが
込められていて、ライブが進む中で
"大切なファンへの気持ち" は、
昔から何一つ変わっていない事
が良く伝わってきました。
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《 セットリスト 》
(全15曲)
1.「サイコラボ~君と僕との
サイエンスコラボレーション~」
2.「一滴の酸素」
3.「私はリケジョ」
4.「慣性の法則」
5.「元素記号ラップ」
6.「花火~夏の夜空の炎色反応~」
7.「いつまでも」
8.「三日月」(絢香)
9.「ハナミズキ」(一青窈)
10.「I say good-bye」
11.「Face to Face」
12.「帰り道」
13.「春のうた」
<アンコール>
14.「宇宙エレベーター」
15.「恋の万有引力-gravitation-」
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本当はセットリストを
一曲ずつ丁寧に解説したい所ですが…
例えば
後半の3曲ならば、
10.「I say good-bye」は、南友里さんが
初めて制作した楽曲で、別れ行く者へ感謝を
伝える "前向きな別れ" の歌。だったり、
11.「Face to Face」は、情報化社会の中
でも "人との繋がり" を大切に思う歌。
12.「帰り道」は、ミセルバ (オーディション) で
目標を達成した特典により制作する事が
出来た、いわば "みんなの力" で生んだ歌です。
全曲に
“ファンと歩んできた軌跡” や
改めて “最後に伝えたい感謝” が
込められていました。
「MID of MESELLBA vol.10」2017/9/10
南友里さんの
ラストライブ最後のメッセージ…
「私の歌はみんなが聴いてくださる限り
ずっとずっと残り続けます。私の歌がみんな
の生活に寄り添って育って行き (中略)
みんなのこれからの人生もより輝きを
増しますように心からお祈りしています。」
感謝の気持ちをきちんと "言葉" にして、
一言一言ゆっくり丁寧に伝えて下さった
南友里さん。
その暖かくて優しい気持ちは、すでに
“ 歌 ” からたくさん伝わって来ていました。
昔からのファンも新しいファンも
音楽仲間もご家族も…
きっとみんな “同じ気持ち” で、南友里さん
のラストステージを楽しんでいました。
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その4【 たくさんの「代表曲」 】
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もちろん、南友里さんの
オリジナル曲は全て素敵な歌です!
その中でも、
ラストライブで歌った曲から
"代表曲" と呼ばれているものを
いくつかご紹介します。
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(1)「恋の万有引力 - gravitation -」
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"リケジョシンガーソングライター" である
南友里さんのオリジナル曲には、「科学」
の要素を含んだものが多くあります。
ラストライブでも "白衣" を身にまとい、
たくさんの「科学ソング」を歌って下さい
ました。
「恋の万有引力 - gravitation -」は、
南友里さんが初めて制作した科学ソング
であり、 "理系ソングの原点" です。
昨年、念願の初CD化されると話題になり、
発売記念の即売会も開催されました。
※《2番 Bメロ》
君の (知らない) 私を (知っても)
変わらないでいてくれる
ねえ ねえ
もう少しだけ近づいていいですか
君の (知らない) 私を (知っても)
変わらないでいてくれる
ねえ ねえ
もう少しだけ近づいていいですか
南友里さんが書く作品に多く取り上げられる
テーマ “不変を願う想い” 。
この曲に登場する主人公も「物理」を
恋愛に用いて、“変わり行くもの” と
“不変を願う想い” とが交差して行きます。
※《サビ》
近づけば 近づくいてくほど
もっと君を知りたくなるね
距離の二乗反比例する
君と私の グラビテーション
明るいサウンドとは逆に、歌詞は
近づくほどに離れてしまう心の距離に
葛藤する主人公の想いが、切なく展開
して行きます。
聴く者にさえリアルに与える
物理的・精神的描写は、まさに
南友里さんにしか書けない科学ソングです。
たとえ物理的に相手へ近づけたとしても
"気持ち" は目には見えないものだから…
距離の分だけ、心が離れて行かぬようにと
願う主人公の想いに、心が揺さぶられます。
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(2) 「いつまでも」
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ファンの間で不動の人気を誇る曲
「いつまでも」。 "バラードの代表曲" です。
南友里さんが24歳の時に書いた作品。
本来、若い頃は将来の展望について
考える時期であり、人の一生がそこまで
“短い” ものだとは実感としてないはずです。
若くして書かれたこの曲には、出会いと
別れや時間、命… など、人が生きる上で
決して避けては通れない "限り” あるもの
に対する「尊い想い」があふれています。
密かな想いを胸に秘めた歌の主人公が、
相手の事を大切にする真摯な姿勢と願いに
、きっと感動せずにはいられません。
※《サビ》
あれから いくつの時を重ね
変わらない想いで 迎えてる
いつまでも いつまでも
君の隣 居れるように
あと何十年の 短い日々
何度も 君に恋するでしょう
最後に 瞳閉じる日も
どうか君の そのそばに
ずっと…
南友里さんの楽曲は全てラブ・ソング です。
しかし、
この "ラブ" には「恋愛」だけではなく、
「家族愛」だったり 友人に対する「友情」
や 他者をいたわる「思いやり」など…
人生における様々な
“ 愛 ” が込められています。
“気持ち” さえも変えて行ってしまうけど…
南友里さんの楽曲を聴いていると、
それでも「本当に変わらないものってあるん
それでも「本当に変わらないものってあるん
じゃないかな」って、不思議と思えてきます。
そして、たとえ変わってしまったとしても
その “変化” をお互いに認め合って、「ずっと
一緒に歩んで行ける」と、希望さえ感じる事
一緒に歩んで行ける」と、希望さえ感じる事
も出来ます。
2016/2/14
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(3)「サイコラボ~君と僕との
サイエンスコラボレーション~」
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先ほどご紹介した通り、
南友里さんが初めて書いた科学の歌は
「恋の万有引力-gravitation-」です。
そして、ラストライブ一曲目に歌ったこの
「サイコラボ~君と僕とのサイエンスコラボ
レーション~」は、科学イベントから誕生
した代表曲です。
科学イベント
「サイエンスコラボレーション カフェ」
通称・サイコラボ の "テーマソング" です。
※「サイコラボ Vol.1~科学×アレを集めてみた」
の会場にて・2015/11/3
あくまで私の考えですが、
「サイコラボ」は南友里さんの後期の
ご活動に大きな影響を与えたと思います。
この曲は誕生以来、多くのライブで
"1曲目" に歌われて来ました。
科学イベント「サイコラボ」とは…
“ 理系関係者 ”の交流の場だけでなく、
一般の方々に科学に対する理解を深めてもら
一般の方々に科学に対する理解を深めてもら
おうと「科学の楽しさ・科学の大切さ」を
様々なコンテンツで体感するためのイベント
です。
南友里さんは
「科学 × 歌」のコラボとして参加しました。
この頃、南友里さんにはまだ
理系ソングは少なく、お話の中で…
「サイコラボに私が出演するのは "場違い" の
ようで… 今日販売させて頂いてるCDも、歌の
内容は科学と関係ありません。」
と、謙遜しておっしゃっていました。
自分のコラボは「歌」であり、
他の出演者さんに比べて “社会貢献” 出来て
いないという意味でおっしゃったかと思い
ますが、私はそうは思いませんでした。
※ この頃の南友里さんのフライヤー
もちろん、このイベント以前から
"リケジョシンガーソングライター" として
ご活動されておりましたが、特にこの時期
から歌をはじめ様々な「科学 × ◯◯」を活動
の軸として、最後まで私達を楽しませて
下さいました。
※ (主宰者) 横山明日希さん・五十嵐美樹さん
テーマソング「サイコラボ~君と僕との
サイエンスコラボレーション~」の歌詞は、主宰の
数学のお兄さん・横山明日希さんと
科学のお姉さん・五十嵐美樹さんが
"ワード" を選び、南友里さんが書き上げた
共作です。
1人だけのチカラではなく、まさに
コラボする事によって誕生した歌です!
※《1番 Aメロ》
何気ない日常に 気付く科学の不思議
あふれているよ それは
インスピレーション
君と僕とが出会い 新しい可能性
化学反応起こる コラボレーション
"♪何気ない日常に〜" の歌い出しで始まる
この曲… 例えば、朝起きてから眠りに就く
まで、意識して無くとも私達は色んな
「科学」に毎日ふれて生活しています。
もし、少しでも視点を変えて日常を見て
みたならば、決して1人のチカラだけでなく
様々なものとのコラボレーションによって
自分が生きてる事に気付かされます。
※《2番 Aメロ》
大人とか子どもとか 関係ないサイエンス
君と僕とをつなぐ コミュニケーション
歌を通じて「科学」という身近な事象に
興味を持ってもらうために、南友里さんは
"人との繋がり" の大切さも同時に伝えてきて
下さいました。
※《2番 サビ》
知らない世界飛び込んで行こう
科学の魔法 想い描いたこと
実現させて見せる
やってみなくちゃ分からないから
冒険に出て 自由なコンパスで
奇跡を起こして行くよ
Newコラボレーション
本当にたくさんの人に支えられて、
“繋がり” を大切になさっている南友里さん。
10年のご活動の中で、躍進するための
"必要な変化" はあったかも知れませんが、
リケジョとしての「想い」 は変わらずに
伝え続けてきて下さいました。
「サイコラボ~君と僕とのサイエンス
コラボレーション~」こそ、南友里さんの
"リケジョシンガーソングライターとしての
真骨頂" であると、私は思います。
最後なので本音を言えば…
南友里さんはとても可愛らしい女性です。
しかし、可愛いだけで応援を続けられるか
といえば、私は無理です。
ご活動にきちんと気持ちが伴っていな
ければ、きっと私の心は動きませんでした。
南友里さんは、決して安易な考えや
私利私欲のために “科学と歌” を
コラボしていた訳ではありません。
もしヨコシマな考えからならば、
きっとみんなに見透かされていました。
リケジョシンガーソングライター
南友里さんが歌う「理系ソング」は、
私達が生きている世界の “事象” をもとに
書かれているので、万物のひとつでもある
人間の心に自然と「歌」が入ってきます。
歌を聴き終えた後には、
まるで生まれ変わったような
暖かくて優しい気持ちになれます。
この感覚は南友里さんが書く理系ソングに、
さらに、みんなへの "想い" がコラボして
はじめて生まれるものなので、他の人には
決して作り出せるものではありません。
10年…
時には壁にはばまれながらも
最後まで想いを守り通し、私達に歌を
伝え続けて来て下さった南友里さんを
私はとても "尊敬" しています。
だからこそ、
「みんなに知ってもらいたい!」と
私はブログを書き続けてきました。
と 2代目グランプリ 五十嵐美樹さん
⬆ 南友里さんは司会の五十嵐美樹さんから、
「この場に立っていられる事も、今の私が
あるのも、初代グランプリである 南 先輩がいて
くれたからです。本当に私が尊敬する先輩
なんです。」など、
たくさん誉められて、照れて一段下から
ステージに上がれないでいました。
本当に「リケジョ」に多大な影響を与えた
功労者の南友里さんですが、驕らない
そんな人柄がとても印象的でした。
…「南友里LASTワンマンライブ~10年間の、
ありがとう~」 【♯3/5】 へ続く