ロマネコンティの卸りた茶ら男の卓では、幹部や重役ナンバー入りした、人気ホスト達が、茶ら男と婦人を囲むように、盛り上がっていた。




拓「失礼します。」





拓は表情に浮かびそうになる憎悪を押さえ、笑顔で、茶ら男のヘルプ席に座り婦人に挨拶をした。





拓「始めまして。No.6の拓です。よろしく」





橋本「こんなに大勢の中で、No.6なんて、すごいわね。」




拓「そんな事ありません。。もうすぐ、茶ら男に追い越されますよ。(笑)」





橋本「あら~高級ブランデーに、シャンパン四本も入っていた人が謙虚じゃない(笑)」





拓「たまたまですよ。」





拓は婦人に笑顔を振りまくと、茶ら男に視線を投げた。




拓「茶ら男!いいお客ついて良かったな!!おめでとう。」





拓の一変した態度に茶ら男はイラッとして、テーブルの下で、貧乏ゆすりをした。





拓「テーブルが、揺れてるな。地震か?」





茶ら男「俺が、リズムとってるんすよ(笑)俺も、橋本さんから指名をいただけてマジ嬉しいっす。」





婦人「拓君!貴男も何か飲んだら?」





拓「じゃ、僕も、水割りいただいていっすか?」





橋本「ええ。どうぞ。」





拓は、テーブルに置いたグラスにアイスを入れ水割りを作りながら婦人に、話した。





拓「茶ら男は、俺の可愛がって来た、後輩なんです。入店当初は、指名も、かからんかった奴ですけど、ホンマに、頑張って来て、こんないいお客さんついて、俺も嬉しく思います。いい奴なんで、これからよろしくお願いします。」





拓は、婦人と、乾杯を交わした。




カチン





拓「茶ら男!おめでとう。こうして、お前が、成長して行く事を、俺は、誰よりも、喜んでいるんや。お前を、やる気に、させる為、時には辛い事も言うけど、これからも、頑張るんやで。」





婦人は、微笑みを浮かべながら、茶ら男に言った。






橋本「とても、素敵な先輩なのね。」





婦人は、茶ら男を、可愛がっている先輩として、拓を大歓迎していた。




他の、ナンバー入りした人気ホスト達が、入れ代わり立ち代わり茶ら男の卓につき、婦人と乾杯を交わしている中、拓が茶ら男に口を開いた。





拓「お前、ホンマに成長したんやな・・・。営業終わったら、みんなで、焼き肉食いに行くんやけど、茶ら男も来いよ?お祝いも兼ねて。俺の奢りやから。」





拓と、仲違いしてから久しぶりの誘いだった。





拓「そろそろ、半年前までの俺達に、戻ろうぜ・・・?な?」





茶ら男「・・・俺、拓さん尊敬してたし、マジ楽しいから、仲直りしたかったんすよ。拓さんに、そう言ってもらえて本当、嬉しいっす。」
拓「・・・クッソォ」





麻美「ムキになって、無理矢理お客に、掛け作らせただけよ。どーせ、飛ばれるわ。」





拓「フン・・所詮その程度やろ・・。」





拓は、そう自分に言い聞かせた。





ホールスタッフ
「拓!後で、ロマネ降りた茶ら男の席、13番テーブル回って!!」





拓「・・・何で俺が・・。」





拓が茶ら男の卓を睨み付けると、幹部の、サスケ、洋介、ひろし、ガイNo.2の誠に、No.5の直人がつき、盛り上がっていた。





拓は、機嫌悪そうにソファーを立ち上がり、茶ら男の卓に向かった。





茶ら男の卓を睨み付けていたのは拓だけではなかった。もう一人茶ら男の卓を睨み付けていたのは、美香だった。





そこに、怒りを押さえた表情の尚輝が美香の前を通りすぎた。
美香は、ソファーから立ち上がり尚輝の後を追った。人目に触れない場所で、美香は尚輝を呼び止めた。





美香「尚輝さん!!ちょっと、待って!!」





尚輝「んだよ・・お前か・」




振り向いた尚輝の目は、怒りに血走っていた。
美香はヒステリックに、尚輝にわめき散らした。





美香「話が、違うやん!!情報流す変わりに、茶ら男を、ウチの卓に、長くつけてくれる言うたのは嘘やったん?」





尚輝「嘘ちゃうわ!!!!!!!!あんなボトル入って抜けれる訳ないやろ?」





尚輝は、美香の言葉に逆上して店の壁を蹴った。





美香「尚輝さん、ホール係の中で、一番偉い人なんやから、早く回すように、言うてよ!!!せっかく、あの子が、来なくて独占できるはずやったのに、丸潰れやない!!!」



尚輝「わかっとるから、おとなしく座っとれ!」





美香は、自分の不満を尚輝にぶちまけると、自分の卓に戻った。
橋本「賑やかね。」





茶ら男「・・賑やかっすね。(苦笑)」




橋本「あれ、何?」





茶ら男「高級なボトルがおりると、店の重役や人気ホスト達が、そのテーブルに集まるんすよ。」





橋本「へー。初めて見た。何のボトルが、おりたの・・・?」





婦人は拓のテーブルを見て、目を丸くしていた。




茶ら男「ロマネコンティーって言うフランスの高級なブランデーです。」





橋本「楽しそうね。」





茶ら男「(笑)初めて見たんすか?」





橋本「ええ(笑)」





茶ら男「俺は、てっきり、見慣れていると思ってました。」





橋本「そんな事ないわよ。ホストクラブは、ここが初めてよ。テレビなんかで、特集やったり、バラエティーに登場したり、この頃流行ってるじゃない?それでホストクラブを知っただけなの。」





茶ら男「そうだったんすかぁ。」





橋本「茶ら男君?私も、ロマネコンティー卸してもいいかしら?今日から、貴男の事指名するから、重役さん達に顔会わせしようかと思うの。私が、貴男のお客さんて、すぐわかるように。」






茶ら男「・・本気・・・っすか?」





橋本「そんな事で嘘ついてどうするの(笑)」






茶ら男「ロマネ入るの初めてなんすよ・・・・」





茶ら男は、何故か戸惑った。




橋本「早く持って来なさい(笑)」




婦人は笑った。





茶ら男は、フロアにいたホールスタッフを、呼び止め13番テーブルにロマネコンティーが入った事を、伝えた。





ホールスタッフ 「あざーっす!13番テーブル、当店の色男、茶ら男さんに、高級ブランデーロマネコンティー頂きましたぁぁぁ!!!」



スタッフが、マイクを通して出した声が、店内に響くと、他卓の客やスタッフ達の視線が、一斉に、茶ら男の卓に集まった。
盛り上がっていた、拓のテーブルが一瞬静まり返り拓の笑い声が止まった。
拓は自分の耳を、疑った。声が聞こえた方向を、振り向くと、高級ブランデー、ロマネコンティーが、茶ら男の卓に運ばれ、大勢のスタッフ達が茶ら男の、卓を囲っていた。





拓「―――。」





拓は、言葉を失った。
テーブルについていた幹部達は、一斉に茶ら男の卓に、移った。





次の瞬間、拓の手からグラスが滑り落ち、店内にガラスの割れる音が響いた。




ガシャーン







「なぁ~んとなんと!な~んと!なんと!当店色男、拓さんに・・・本日五本目!!!な~んと、高級ボトル、ロマネコンティー頂きましたぁあぁあぁ!!あざーっす!!!それでは、さっそく、皆で、盛り上がって行こうぜぃ!!!!テンション上げて行こうぜぃ!!!最高の夜にしようぜい!!!」





「いぇっさぁあ!!」 「いぇっサー!!」 「いぇっさ~ぁぁあ」
「いぇっさぁああ~!!」




店内のスタッフやお客の視線は、拓のテーブルに集まった。
拓の顔は、優越感に満たされていた。





コールが、終わると、幹部の洋介、尚輝、主任のサスケ他、ナンバー入りしている、人気ホスト達が、入れ変わり立ち変わり麻美の卓についた。





麻美「はい。コレ」





麻美は札束を、スタッフに渡した。





麻美「いつもニコニコ現金払い(笑)」





拓「ハハハッ」
麻美を抱き寄せた拓の笑い声が、店内に、ひときわ響いた。






「・・・すげー・・シャンパン四本の後に、ロマネ・・・ありえねぇぇぇぇ」





「拓さんの、今日の売り上げ、もうじき400超えるんちゃう・・・?」






「拓さん、マジすげえなぁぁ。あんな真似、絶対できねーよ・・・」





「すげぇ・・・。」





「拓さん憧れるわぁ」





「痛客についてる茶ら男さん圏外やわ」





「只今、電波の届かないところにおります。ピーッと鳴ったら(笑)」




「もしもーし!茶ら男さんどこにいますかあ??(笑)」




「痛客の接客中やと電波入んないんや(笑)おもろ(笑)」




「バカにしすぎ(笑)」
麻美は、テーブルに並べた札束の、一つを掴むと拓の頬に、ピタピタ叩きながら言った。





麻美「早く持って来ないと、気が変わっちゃうよ?」




拓はホールにいた、尚輝を呼んだ。
尚輝は、拓の隣に座った。





拓「尚輝、麻美の気が、変わらないうちに、ロマネ持って来てくれよ・・。」





尚輝「おう。周りの奴らは、お前の実力を、これで理解するはずやな。下の奴らも、これでお前に、ついてくるはずや。派閥が、でかなれば茶ら男だけなしに、他の奴らを潰すのは簡単や(笑)拓に、逆らうと、どないなるか、茶ら男をダシに、周りの奴に見せつけたれ。誰も拓には、逆らえんて(笑)」




拓は鼻で笑った。





麻美「こわ~い。」




尚輝「麻美ちゃん、こんなん、序の口やで(笑)」
麻美「ねぇ?あそこに歩いてる子が拓ちゃんの気に入らない子でしょ?」





麻美は、拓に寄りかかりながら、フロアーを移動している茶ら男を目で追った。





麻美「可愛い子じゃない?」
麻美は、拓を挑発するような顔で見上げた。
拓は、機嫌悪そうに、横を向いた。





麻美「拓ちゃんすぐ怒る。」





麻美は、拓の頬を、両手で挟むと、拓の顔をグイっと自分の方に向けた。





麻美「怒んないのぉぉ~」




麻美は、拓の体から一端自分の体を離し、背中の後ろに置いてあったバックを自分の膝の上に置いた。





麻美「急に呼び出すから、帯がついたままなのよね。」





麻美は足を組み替えながら、帯がついた札束をテーブルの上に、3つ並べた。
拓は、麻美の並べた札束を見て、目を光らせた。




麻美「拓ちゃん怒ったから、やっぱり持って帰ろうかしら?」





拓「・・・怒ってねぇよ・・・別に・・」





麻美「ぷっ拓ちゃん単純。女には強い癖に、お金には弱いんだから(笑)」





拓「・・・。」





麻美はテーブルに並べた札束を眺めて言った。
「拓ちゃんのプライドは3百万も、するんだね。でも、拓ちゃんとのセックスは気持ちいいからどーでもいいのよ。ねえ早くロマネ持って来てよ。」
美香「こーいう場所って、やっかみとかで、話た事もない知らないお客さんに身に覚えない噂、流されたりするやろ?ウチ茶ら男の変な噂聞いても、絶対信じへんから、茶ら男もウチの変な噂聞いてもウチを信じてな。」





茶ら男「何だよ。急に・・・。俺は人の噂なんか、初めから信じねーよ。」





美香「ウチな、何も悪い事してへんのに、・・・・周りが噂に惑わされてウチの事を信じてくれへんかった事があるんや。ホンマに辛かったで。二度と同じ思いは、したない思て。」




茶ら男「変な噂流す奴どこにもいるよな。」





美香「・・・うん。茶ら男も、拓と尚輝さんは味方やと、強いけど、敵に回したら怖いから、気を付けてな。」





「茶ら男13番もどって」
ホールスタッフが、茶ら男を呼びに来た。





茶ら男「ちょっと行ってくる。」





美香「またぁ?戻って来たばっかりやのに・・・」





茶ら男「すぐ戻るって!」




美香「いつもそればっかりやん・・。」





茶ら男は、13番に、移動した。
美香「あんな・・ウチ茶ら男に誤らなアカン事が、あるんや・・・。」





茶ら男「何を?」





美香「ウチ前は、拓が、口座やったやん?せやから、たまに、拓から連絡が来るねん。茶ら男に悪い思って、ウチは、ほっとくんやけど、向こうから勝手に電話やメールが、来るねん。せやから、人として、元気?言うメールや電話には、元気やで。そっちはどう?みたい連絡は、拓と、しているんや・・ウチはもう、拓を指名する気もないし、茶ら男に後ろめたい気持ち持ちたないから、正直に言うけど・・・。」





茶ら男「まぁな・・。言ってる事は、わからなくはねーけど・・。」





美香「拓は、ウチだけやなしに、口座変えした他の子にも同じみたいやで。いつも来とる巻き髪の女の子おるやん?あの子も、昨日は拓と会うとったみたいやで。ウチ携帯に残ってた拓の着信に電話入れたら、あの子と会うて帰るところ言うてたわ。」





茶ら男「ふ~ん」




美香「あっ気分悪くした?ごめんな。でもウチ拓は好きやないから。それより、茶ら男、尚輝さんや拓と、うまく行ってへんのやろ?拓とあの子ツーカーやから、気をつけてな。まぁウチは、そんなん絶対せぇへんけど・・ウチも、茶ら男に指名変えてから、尚輝さん、めっちゃ態度冷たなったから、茶ら男の事が心配なんや。茶ら男こないだも、尚輝さんに、殴られとるし・・・。あの人らは、嘘でっち上げて人をハメようとするから、嫌いや・・。」





茶ら男「・・まぁ確かに、俺と拓さんと尚輝さんの間の、空気は、ビミォだわ・・・。気には、なってんだよ・・」





美香「ウチは、茶ら男の味方やから。」





茶ら男「・・ありがとな。美香。」
茶ら男「疲れる環境っすね。」
茶ら男が、婦人のグラスの周りについた水滴を、お絞りで拭き取ると「茶ら男!」と、茶ら男を呼ぶ声が聞こえた。
呼んだのはホールスタッフだった。




「四番戻って。」





茶ら男「すいません橋本さん。話の途中っすけど、ご馳走様です。」





婦人「茶ら男くん指名にしたいんだけど・・。」





ホールスタッフ「申し訳ありません。別のテーブルで、指名を頂いているので、後で、また戻す形で、よろしいっすか?」





橋本「それで、いいわ」





茶ら男「ありがとう。橋本さん。すぐ戻って来ます。また、後で続き聞かせて下さい。」





茶ら男は、婦人に笑顔を向けソファーを立った。





ホールスタッフ
「美香のとこ」




茶ら男「りょっかーい」
美香の卓に戻ろうと、フロアーを歩いていると、拓が向こうから歩いて来た。
茶ら男は、よけたが、二人の肩はぶつかった。
二人はフロアーの通路で立ち止まった。





茶ら男「・・すいません。」




拓「愛、来ねーな(笑)」





茶ら男「・・・。」





拓「飽きられた?」
拓は進行方向を見ながら、茶ら男の耳もとで、ささやいた。





拓に対しては、控えめな茶ら男も、さすがに言い返した。





茶ら男「飽きられたのは、拓さんの方じゃないっすか(笑)」





その光景を、見ていた、暇なスタッフが、噂した。






「見た?拓さんの目。」





「何か起こりそうな目やな。」





「いや、すでに、起きとるで。茶ら男さんの左頬、と鼻、よく見ろ。青たんできとるし左足ビミォにひきずっとるし・・。ボコられたんちゃう?」





「ホンマや・・・。誰にボコられたんやろ・・。」




「アホ!拓さんや尚輝さん達しかおらんやろ。」





「ホンマに仲悪いんや・・・。ほな、茶ら男さんと、ツルムと拓さんからの見込が、悪くなる言う事やん。」





「拓さんの方が、売り上げあるし、尚輝さんとも仲いいみたいやから、拓さんについた方が、店で、でかい態度取れるし、お得やな。」




「プッ!例え売り上げがなくとも?(笑))」





「うるせーよ!!」





「茶ら男さんには、悪いけと、茶ら男さんとは距離、置こ。信治と司と和人は、すでにそうしとるみたいやし。」




「まじで?」





「営業終わったら拓さんのゴチで飯食いに行くんやて。茶ら男さんからの食事の誘いは、司も信治も和人も、見事にスルーやった。(笑)」






茶ら男「ただいま。」
美香の卓に戻ると、携帯電話をいじっていた美香は、茶ら男が帰って来た事に、気がつかない。
「ただいまって言ってんだろ?お帰りが聞こえねぇぞ。オイ!聞いてんのか?コラ!」
茶ら男が冗談で美香の携帯を没収すると。





美香「キャー!ちょ返して!!」



美香は茶ら男から、あわてて携帯を奪い返した。





茶ら男「何だよ。今のオーバーなリアクション。後ろめたい事してんじゃねーの?ホスラブに俺の悪口書き込んだとか。」





美香「・・・そんなんしてへん!!あっ!!さっきの、オバちゃんどうやった?」
美香は、痛いところを突かれ話をそらした。





茶ら男「わりかし、いい人だったぜ。指名貰ったから後で、あの席戻るけど・・。」






美香「えー指名なんかいらんやん。せっかく、独り占めできると、思ったのに・・・。」
美香は、唸るような声で言った。





茶ら男「お前ホント独占欲強いなぁぁ。こわい、こわい(笑)可愛く、指名おめでと!くらい言えねーのかよ?まったく(笑)」





美香「ごめん・・・。なぁ?ウチ嫉妬深いな・・あの巻髪の子おらへんな。連絡は来とるの?」





茶ら男「美香は関係ないから、気にするな。」





美香「じゃ連絡も、来てへんて事や。」




しつこい美香に、茶ら男は「風邪」と短く答えた。





美香はひっそり、ほくそ笑んだ。
茶ら男「亡くなられたのは、ご主人さん?」





婦人は頷いた。





橋本さん「愛人が三人もいた好色な主人で、本妻でしたが家に居つくような人では、なかった。」






茶ら男「モテたんですね。」





橋本さん「若い頃から女性に不自由する事はなかったって、よく言ってたわ。平凡な家庭から見たら一風変わった家庭だったのかも知れない・・。」





茶ら男「だから、穏やかに過ぎる人生と死ぬ程人を好きになる人生どっちが、いいか?って俺に聞いたんすか?」






橋本「そうよ。私は、毎日が、波乱万丈だったから。」






茶ら男「・・・。」





橋本「何事もなかったように逝ってしまって・・・。今は、とても淋しい毎日よ・・・。うっかり主人のご飯作ったり、お風呂が、できたと亡くなった主人の名前を呼んでみたり・・家には、私以外、誰も居ないのに・・・。そんな時、耐えられない孤独を感じるの・・・。私に残ったものは、主人が残した莫大な財産と会社だけ。主人が亡くなった今、代理で私が会長を努めているけど、会社と、お金目当てに、部下達は必死よ(苦笑)お金があれば買える幸せも世の中には、沢山あるけど、お金が醜い争いを産む原因になるモノなの。私には気を休める場所なんてどこにもない。」