

吉本興業と結託しているのかどうかは知らないけれど、王将がえらい儲かっているようだ。言わずもがな王将と言えば京都発祥。近しい話題といえば記念すべき一号店である四条大宮店がリニューアルしたことと、大将軍店が火難を被ったことくらいか。そんな浮世の時流をよそに、密やかに、でも燦然と輝き続ける孤高の出町店がある。知る人ぞ知る、数ある王将チェーンの中でも唯一無二の存在。この異端児の暴走っぷりを、野暮なことではあるけれども箇条書きにておさらいしてみたいと思う。
1.30分間皿洗いをすればタダになる
年齢制限があったり、また実際に見たことがないので詳細は不明だったりするんだけれど、なんという奉仕精神!幸運にもタダ飯にありつけた貧しき腹ペコ学生たちはこの地を聖域(サンクチュアリ)として崇めるに相違ない。そしてこの奇跡は有り難き恩寵として後世へと語り継がれてゆくことだろう。
2.濃すぎるメニュー名
「アントニオ猪木セット」(焼肉・唐揚げ・冷奴)、「長州力セット」(焼き飯・ラーメン・餃子)、「ドラゴン藤波セット」(エビチリ・唐揚げ・冷奴)といった往年の新日ファンならば感涙のメニュー群。さらに「熱闘甲子園」(麻婆豆腐・餃子・唐揚げ)といったただ熱い雰囲気の勢いだけで命名したっぽいのがあれば、「ココ2番」(オムカレー・唐揚げ・サラダ)といった某有名カレーチェーンへのオマージュがひしひしと感じられるウィットの効いたのもあり。
3.ライスの量が自由自在
定食注文者はライスの量を小・中・大からセレクト可能。無論無料。大をチョイスすれば所謂「まんが日本昔ばなし」級の山盛りライスが登場。<なぜエベレストを目指すのかって?そこに山があるからさ ~George Mallory~>炭水化物摂っとけ!さらにはカウンターに常備された沢庵が食い放題という助力もあって余裕のあるおかず配分計画が立てられる。
4.会計時にフーセンガムがもらえる
王将と言えばレジの前でガムを売っている店があったりするんだけれど、この店は気が利いていて会計時に無料でプレゼントしてくれる。これで口内に蔓延するガーリック臭が雲散霧消!しかも懐かしいマルカワのフーセンガムだ(箱の中に丸いのが4つ入っているやつ)。
5.汚い厨房
汚い厨房が何を意味するのか。温かい陽気に包まれる季節になると、古代より地球上に生息する「プチ・ダースベイダー」様が店内を散策なさるのだ。食事中の目の前を持ち前の敏捷性でもって逞しく横切られるそのお姿に人類の未熟さ、脆弱さ、無力感を痛感するのだ……。
結論:タダ飯食った人は皿洗いだけじゃなくて店内をもっと掃除しようね!










































