JR西日本は、山陽新幹線で運用中の0系電車が今年11月に定期運転終了することから、新幹線開業当時をイメージする車体色に変更した.0系は2008年4月1日現在、博多総合車両所に6両編成5本(旧「ウエストひかり」仕様のR61・63・64・67・68編成)が残っており、車体色は2002年5月以降、ライトグレーの地色にダークグレーとフレッシュグリーンの帯がJR西日本カラーに変更されている、引退を前に、このうちR63・64編成を除く3本に塗色変更を行うもので、車体外板はアイボリーホワイト(クリーム色10号)と青(青20号)の塗り分け、屋根部は銀色、床下機器、台車は黒色、車内設備は、「ウエストひかり」転用時に改造された2人掛けの4列座席など従来のままで、とくに変更しない.
0系1964年10月1日の東海道新幹線開業以来の車両であるが、現存車両はすべて1981年以降に新造された2000代の改造車両(小窓車両)で、総数3000両を超える新造両数から見ればわずかな数にしか過ぎない、最高速度は220kmで、環境対策としてパンタグラフ脇に庶音のための側壁が追設されている.JR西日本では会社発足後、山陽新幹線の区間輸送用として0系の短編成化を進める一方、車内設備や座席配置を変更した「ウエストひかり」を登場させたが、新型車両の投入や100系の転用により0系の運用は、徐々に縮小、現存車両は普通車のみの6両編成となった.
塗色変更の1本目はR67編成で、博多総合車両所を出場のうえ4月18日から営業運転再開した.同編成の両側の先頭車両は博多方1号車が21-7951、新大阪方6号車が22-7951で、ともに中間電動車(25-2038、26-2245)の先頭車化改造であり、種車の関係で22-7951は業務用室が設置されていない.今後2本目のR61編成が5月下旬、3本目のR68編成が6月下旬に塗色変更されて出場するが、一方で塗色変更の対象ではないR63・R64編成の2本は6月下旬までに廃車となり、この時点でクレー系のJR西日本カラーの0系は姿を消すことになる.さらに500系の8両編成化、〈こだま〉転用伴い、塗色変更の0系3本も11月に定期運用から離れることになっており、その後は臨時列車として12月にさよなら運転を行って引退、廃車となる計画である。