「キン肉マン 完璧超人始祖編」アニメ放映開始 | やっぱし!キン肉マン大好き倶楽部

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「キン肉マン」好きな人あつまれー!

日付が変わって昨日。

 

7月7日(七夕)という記念すべき日。ついにキン肉マンのアニメ初回放送を迎えた。

 

朝からソワソワ。𝕏のフォロワーさん達もどこか落ち着かない。

 

「世界中の人が『キン肉マン』のアニメを心待ちにしてるんじゃないか?」という気にさえなってくる。

 

それもそのはず仕方がない。我々は待ったのだ。この日を。

 

 

スギ薬局コラボのクリアファイルのロゴを作り直して、セブンのマルチコピー機でA3でプリント。

 

 

それをセリアのA3ハードケースに入れればこの通り。壁に立てかけられるA3ポスターの完成である。

 

私が「キン肉マン」と同じくTHE YELLOW MONKEYの大ファンなのは、当ブログの読者の方ならよくご存知だろう。

 

しかし今回加わった、右端の見慣れない5人組のアニメキャラは何だ?

 

教えよう。

 

「ガールズバンドクライ」と申す。

 

今年の4月〜6月期のアニメ作品の一つである。私は1話切りしていたのだが、とある方から「面白いよ」と言われ、観てみたらこれが面白いのなんの。

 

次の日が仕事だというのに6話まで一気観してしまったほどだ。

 

 

奇遇にも「ガールズバンドクライ」では牛丼が大フィーチャーされている。

 

 

そう。キン肉マンと同じなのだ。しかも、共に吉野家。

 

牛丼を美味そうにかっこむ主人公に悪いやつはいないし、そういう主人公に無条件に感情移入してしまう。これはもはや我々世代の刷り込みといってもいい。

 

私も何だか牛丼を食べたくなったので、お昼は吉野家にした。

 

 

味噌汁もつけたよ。美味いね。

 

帰宅して、今夜のアニメ放送時に𝕏に投稿する応援イラストを描いた。

 

 

最初に描いたのはこれ。隠しきれない大友克洋からの影響。

 

明らかに「AKIRA」

 

 

色までつけてみたが、一向にピンと来ない。いくら「原作に寄せる必要なし。自分の絵でいいじゃない」という精神とはいえ、この金田や鉄雄みたいな目をしたキン肉マンは、あまりにも原作からかけ離れていやしないか・・・?

 

というわけで描き直し

 

 

うん、いいんじゃないかなぁ

 

絵も完成したし、あとはテレビの前で座して待つのみ。

 

思い出すなぁ・・・あれは41年前・・・

 

「キン肉マン」の初代アニメの第一回放送日。よく晴れた日曜の朝だったと記憶している。

 

あの日も私はテレビの前で座って待っていたものだった。

 

大好きな漫画のアニメ化だ。緊張していた。一体どんなアニメなんだろう?と。

 

当時ジャンプ本誌ではキン肉マンとアシュラマンが雪上マッチをやっていた頃である。試合内容もシリアスな格闘路線になり、我々ちびっ子読者も、それを大いに支持していた。なので私は、アニメにもシリアス路線を期待していたのである。

 

ところがアニメが始まってびっくり。神谷明の第一声に「キン肉マンはこんなダミ声じゃない!」とショックを受けた。ギャグの内容もやりすぎだと思った。

   


しかし後半の2話目(当時は1話あたり15分だった)「アメリカから来た男」でテリーマンが登場。「大和魂が守ってくれるさ!」のセリフで見せた神谷明の凛々しい演技に「これぞキン肉マン!普段はおちゃらけているけど、決めるとこではしっかり決める!」と、大興奮したのである。

 

その日はお昼から友達の家に行き、キン消しで遊んだ(アニメ放映前からキン消しは販売されていた)

 

「ねえ『キン肉マン』のアニメ観た!?」

「観た!面白かったねぇ〜」

 

そんな会話をしながらキン消しで遊んだ。楽しかった。最高の少年時代だった。

 

あれから41年。

 

今もこうして私はテレビの前で「キン肉マン」のアニメを待っている。何も変わってないのだ。

 

あ・・・ほら!始まったよ!

 

 

ドキドキ

 

 

キン肉ハウスから物語は始まる。原作では38巻に収録されている、いわゆるガチスパーの回だ。

 

リング上ではキン肉マンがテリーマンとガチスパーをしながら、リングサイドにいるブロッケンやロビンマスク達が回想シーンで昔を振り返る。この演出は素晴らしかった!単行本36冊分に相当する「怪獣退治編」〜「王位争奪編」までを、わずか24分という尺に収めたのである。見事だ。

 

作画のクオリティもさる事ながら、演出、声優の演技、全てが高アベレージで制作されているなと感じる。

 

しっかりと令和のアニメになっている。

 

かつて2010年に、長らく廃刊になっていた単行本36巻分が復刻された。

 

それもただの復刻ではない。古かった絵柄のカバーを全て、最新の中井先生の技術で描き直したのである。それらの単行本は書店の本棚に並べられ販売された。

 

ゆでたまご先生はその時こうおっしゃっている。

 

「今の漫画に混じって書店で販売するわけですから、古い絵じゃ通用しないかなって。だから全部描き直しました。36巻全て」

 

このゆでたまごスピリッツは一貫している。

 

週刊プレイボーイで連載する時も「ライバルは水着のグラビアだと思っています」と冗談混じりでおっしゃってたが、目は本気だった(見てないけど)

 

ジャンプ本誌で連載していた時から常に激しい競争に身を置いていたゆえか。

 

「キン肉マン 完璧超人始祖編」はNetflixでも配信が開始された。

 




配信ランキングで、「鬼滅の刃」や「ファーストスラムダンク」といった人気作と肩を並べてランクインしている。すごい事だ。

 

ゆでたまごの挑戦は終わらない。